今週末は東京マラソンですね。大阪→東京、そして名古屋ウィメンズと続く都市型ビッグレースは、まさに「3週連続ゴールデン」という並び。MGCシリーズとしてオリンピック代表選考も兼ねた大会だけに熱気も最大級で、私も毎年そわそわしています。

今シーズン、私は大阪マラソンの前週に開催された京都マラソンを走りました。結果は正直なかなか散々でしたが、それでもスタートラインに立ち、沿道の応援を受けながら、学生時代に自転車で駆け抜けた街を走る体験は特別なものでした。

フルマラソンでは、私にとって32~38kmが一番きつい区間です。普段はハーフマラソンでもきついのに、そのハーフが通過点。残り10kmあたりは毎回心が折れそうになります。一方で、ハーフでは15~18kmあたりが最も苦しくなる。距離は違っても、「終盤だ」と脳が認識した瞬間に一気に負荷が増す感覚があります。

プロ選手でもフルは35km前後が勝負どころだと聞きます。マラソンは体力・筋力・エネルギー勝負でありながら、実は「脳との交渉」の競技なのかもしれません。その感覚は、仕事にも通じるものがあると感じます。山場や終盤で自分をどうコントロールし、どんな思考をするかが結果を左右する場面があります。

ちなみに私は終盤になると、「次のエイドステーションまでは走るぞ!」と自分に言い聞かせます。いきなりゴールを見るのではなく、次の2~3kmをマイルストンにして前に進む。遠くのゴールと目の前の小さな目標。その両方を意識する感覚は、仕事と同じかもしれません。

今週末は、エイドでもほとんど減速しないプロの走りに刺激を受けながら、テレビや沿道から東京マラソンを走る皆さんにエールを送りたいと思います。それぞれの「脳との交渉」が、最高の形で実りますように。