米中貿易交渉の進展が見られず、依然として関税政策が市場の懸念事項となる中で、今回は直近の決算内容に基づき、日経平均構成銘柄において前年と比較しROE(自己資本利益率)が改善している15銘柄をピックアップしました。ROEは企業の収益効率性をみる指標で、当期純利益の拡大または自己資本の縮小が、ROEの上昇に寄与します。

中身をみると、2024年度のROEマイナスであった銘柄が半分程度を占め、業績が持ち直したことでROEが改善した銘柄が散見されます。また、今期の予想ベースのROEとも比較すると、ディー・エヌ・エー(2432)、トレンドマイクロ(4704)、アドバンテスト(6857)が今期もROEの改善が予想されます。

特別利益の計上等、一時的な利益の上振れによる可能性もあるため、決算内容や個々の企業の資本政策・方針は別途確認が必要です。

日経平均構成銘柄において最新決算で前年からROEの改善が見られる銘柄はこちらからチェック