DeepSeekショックから1週間。今週はトランプ関税で荒れ模様ですが、それでも上昇基調を崩さずにしっかり上昇している銘柄もあります。私がトレーディング銘柄としてウォッチし続けてきたある株が、1月の決算を前に崩れ出し、今回の波乱でさらに大きく崩れてしまいました。出てきた決算も冴えなかったのですが、5年近く上昇を続けてきた銘柄の上昇トレンドの終焉を見たような大きな下落となっています。

この売られ方は機関投資家が逃げているのかな、と見ていますが、こんな時、一昔前だったら検索エンジンでニュースを一つ一つ読むのに時間をかけたり、全くアテにならない株の掲示板を覗いたりしていたのですが、このところはXのポストを検索するなどSNSで情報を集めたりすることが増えました。そして、最近はAIに「なぜ◯◯は下がっているの?」と聞いてみることにしています。

例えば、今なぜドイツ経済は減速しているのに株価指数DAXは上昇しているのか、と質問すると~

1.DAX企業の国際志向
「DAX指数を構成する企業は、売上の大部分を海外市場で得ています。具体的には、ドイツ国内での売上は全体の約23%に過ぎず、グローバルな経済動向や他国市場の回復から恩恵を受けています」

2~3は割愛。

4.特定セクターの好調
「生成AI関連需要や防衛産業など特定セクターが大幅に成長しています。例えば、シーメンス・エナジーは年間で300%超、ラインメタルは2倍以上の株価上昇を記録しました」

AIからの回答はまだまだ続きますが、なるほど、ラインメタル社は軍需防衛株ですね、これは戦争と関係がありそうです。というように、腑に落ちる答えを探し出してくれるのです。

よく知られている生成AIはChatGPTですが、ChatGPTより優れた回答をするAIがいくつも出てきています。今の私のお気に入りはPerplexity。非常に広範に情報を収集して回答してくれますが、上記回答はPerplexityAIによるものです。もちろん無料でこの精度です。AIはたくさんのユーザーに使われてコモディティ化していく流れにあると思いますが、課金モデルは使われなくなっていくのではないでしょうか。便利な時代になりました。