年内最後の「つぶやき」となります。今年は、マネックスグループにとってまさに飛躍の1年でした。年初には、NTTドコモとの資本業務提携という歴史的な一歩を踏み出しました。その後、4月にはカナダの暗号資産運用会社「3iQ」を買収し、一方で10月には香港のBOOM証券を売却するなど、グループのビジネスポートフォリオ最適化を進めました。そして、年末にはコインチェックグループの米NASDAQ上場を果たし、大きな挑戦が成果へと結実した1年となりました。

「やると決めたことは実現する」という信念を胸に、昇り龍の辰年のごとく飛躍を目指して臨んだ2024年。その結果、確かな成果を手にすることができたことに深い満足と感謝の思いを抱いています。

個人的にも、挑戦に満ちた1年でした。総合ビジネス誌「財界」の経営者賞贈呈式で幕を開け、多くの取材・登壇・講演を通じて、私なりの経営スタイルやグループのビジョンを発信する機会に恵まれました。また、ランニングを趣味とする者として、「月刊ランナーズ」で取り上げていただいたことは大きな励みとなりました。この掲載がきっかけで、同じくランニングを趣味とするスターバックスの店員さんとの交流が生まれ、毎朝のスタバライフがより楽しいものになっています。さらに、日本百名山制覇の旅も、74座から82座と9座もコマを進めることができました。「仕事も遊びも全力で」というモットーを体現できた1年でした。

今年2月に日経平均株価がバブル期以来の史上最高値を更新し、マネックス証券のメンバーとくす玉を割って祝った瞬間やマネックス証券特製「日経平均4万円Tシャツ」をお客様にお届けしたことはすでに懐かしい思い出となっていますが、来年も素晴らしい1年となることを祈っています。2025年を迎えるにあたり、「変化は新たなチャンスの始まり」という考えを改めて胸に刻んでいます。来年は「トランプ2.0」の影響やAI技術のさらなる進化、金融政策の行方など、引き続き変化の年となりそうです。様々なリスクや不安材料もあるでしょう。その中で、ヘビ年にちなんで柔軟性としなやかさを持ち、環境変化に適応しながら、一歩ずつ成長を続けていきたいと思います。

2025年も未来へ向かって一歩ずつ。挑戦を止めることなく、さらなる高みを目指してまいります。皆さま、良いお年をお迎えください。そして、来年もどうぞよろしくお願いいたします。