11月第4木曜日、アメリカではThanksgiving Day(感謝祭)が祝われます。1年の中で最も重要なイベントの一つであり、この日を過ぎるとアメリカ全体が年末の雰囲気に包まれます。ですが、私たちマネックスグループはまだクリスマス気分に浸ることなく、先日公表したコインチェックグループ(コインチェックの完全親会社となる予定の会社で、マネックスグループの連結子会社)のNASDAQ上場に向けた準備を進めています。

今回の取引は、米国NASDAQ市場に上場している特別買収目的会社(SPAC)であるサンダー・ブリッジ・キャピタル・パートナーズⅣ(ティッカー:THCP)と、コインチェックグループが合併することで、コインチェックグループが上場する(いわゆるDeSPAC上場)というものです。サンダー・ブリッジ社の株式(ティッカー:THCP)は、すでにマネックス証券の米国株取引口座でお取引いただける銘柄となっていますが、今後、同社の株主総会決議およびその他の要件を満たすとコインチェックグループとの合併効力が発生し、サンダー・ブリッジ社の株式ティッカーはTHCPからCNCKに変更され、コインチェックグループとして新たなスタートを切ります。

この取引は非常に複雑ですが、同時にイノベーティブでもあります。「誰もやっていないからやらないのではなく、だからこそ挑戦する」このプロジェクトは、まさにその精神を体現しています。松本も、先日のつぶやきで「このプロジェクトにおよそ3年間、ほぼ毎日力を注いできた」と語っていますが、その言葉通り、挑戦への執念と未来を切り拓く強い意志を改めて感じました。日本の暗号資産交換業として初の株式上場が、東証ではなく、米NASDAQという点は歴史的な快挙になるのではないでしょうか。

もちろん、まだこの取引は完了していませんし、そして、上場がゴールなのではなく、新たな挑戦の始まりです。この取組みを通じて、私たちはさらに成長し、グローバル市場での存在感を高めていきたいと考えています。個人的にも、この歴史的な取組みに関与することができ、大変幸せに思います。

ニューヨークでコインチェックグループのNASDAQ上場を祝えるよう、ティッカーがTHCPからCNCKに変わるその瞬間を見られるよう、私も自分の役割をしっかり果たしていきます。そしてその後、仲間たちと忘年会を楽しみながら、この1年を振り返りたいと思います。感謝祭に際し、この挑戦を可能にした環境や支えてくれるチーム、そして私たちを信じてくださるすべての方々に、心より感謝申し上げます。

当社連結子会社 Coincheck Group B.V. のナスダック上場に関する登録届出書の効力発生のお知らせ