BTC(ビットコイン)、高値圏で揉み合う
先週(11月11日週)BTC(ビットコイン)は、5営業日連続で高値圏の揉み合いに終始しました。1450-1380万円の大きなレンジの中で乱高下も激しく、上がったところは売り、下がったところは買いと時間足を見ていても下髭上髭を連続させている状況です。
強い上昇トレンド最中に起こるレンジ相場は、深すぎる押し目も作ることなく天井圏で真横に動く傾向があり、まさに典型的な値動きではないかと考えます。
トランプ新政権が暗号資産業界に与える影響
トランプ政権の人事も徐々に固まってきているようで、対中国戦略に向けた組閣候補者が多い印象です。暗号資産業界にネガティブな影響を与える人事は、現状では見受けられません。
またイーロン・マスク氏がトップに立つ、D.O.G.Eを頭文字とする政府効率化省(department of governance efficiency)という短期的な委員会が設立されることになったことも暗号資産業界では注目でしょう。
DOGEコインを彷彿とさせるネーミングにより、11月はミームコインをはじめアルトコインは日替わりで急騰が起こっている状況です。過熱感がありますが、この流れは年末まで引き継ぐように感じられます。
BTC(ビットコイン)は再度上昇トレンドとなるか
MACDから一段の上昇余地があると判断
BTC/JPY日足チャート分析から入ります。トランプ氏の米大統領選勝利が確定した後、上院・下院の多数派を共和党が占めるトリプルレッドとなりました。この確報により、さらにビットコインは上値を伸ばし1450万円付近が現在の史上最高値となっています。
移動平均線とはすでに乖離が出てしまっているので押し目の目安を語ることは難しい状況です。MACDはまだダイバージェンスしていないことから、もう一段の高値更新の余地を残していると考えられます。私自身は、大きな上昇最中からくる小休憩フェーズ(踊り場)だと認識し、再度上昇トレンドを狙ってアプローチする予定です。時間足で押し目買いチャンスを模索しましょう。
三角保合ブレイクは今週半ばからか
BTC/JPY4時間足チャートに時間軸を落としました。三角保合いを形成しており、上離れ待ちという状況でしょう。MACDは0.00付近まで下落してきており、あと1-2日もすれば0.00ラインに到達でしょう。
ここから再度始まるトレンドは大きなものになりやすいので、続騰開始は週半ばから後半にかけて起こるかもしれません。もう数日レンジ相場をこなし、再度上昇する流れがテクニカル的にも望ましいと考えます。私自身は、まずは目先のターゲット、1450万円を意識して買いトレード継続と考えています。
ETH/JPY、押し目のタイミングの考え方
ETH/JPYは小動きとなるか
ETH/JPY日足チャート分析に移ります。SMA200(橙)を45万円に控えて、買い下がる展開となるでしょうか?MACDがデッドクロスとなりそうですのでBTCよりも数日長く、小動き展開となるかもしれません。
しかしながら米国においてイーサリアムETFへの資金流入も少しずつ増えてきており、ETH/JPYが大きく上昇する機会は年内あるでしょう。日足では情報が少ないため、時間足に落としてさらに分析を進めます。
押し目のチャンスはSMA90からか
ETH/JPYの4時間足分析です。下降トレンドラインに沿って下落してきており、ブレイクアウト待ちの状態です。SMA90(水色)は現在45万円付近で推移しておりますが、今週半ばには46-47万円付近まで切り上げてくると予想します。そのタイミングでちょっとした下落が入れば、そこが押し目のチャンスとなるかもしれません。
MACDはBTCよりも早く調整を終えており、0.00付近で推移が続いています。時間足レベルでは、小さな反発はETHの方で先に起こるかもしれません。いずれにしても今週半ばに今一度小さな下落が入れば、そのタイミングで強気に切り替えて行こうと思います。ETHは日足よりも4時間足分析を優先したいと思います。