10月に入ると加圧スタジオにはハロウィンの飾り付けが。すっかり年中行事として定着した感がありますが、ハロウィンが終わるとあっという間にクリスマスのイルミネーションへと街の景色は様変わりしますので今年ももう終わりです。10月に入っても気温が30度を超える日があるというのに年末に向けての準備が始まるのです、ぼんやりしていられませんね。

とはいえ、今年は11月に2つの大きなイベントが。

一つは米大統領選挙。地上波のワイドショーでも取り上げられるくらいですので、米国の大統領が誰になるのか、マーケット関係者でなくても関心が高いイベントなのではないかと思われます。支持率は拮抗しているようですが、やや民主党ハリス氏優位との票読みが多い印象。どちらが選出されようとも財政拡張が懸念されているため、ドル金利には上昇圧力となるとの指摘もあり、大統領選挙後はドル円相場が再び円安方向へと動き出すかもしれません。

もうひとつは11月5日から東京証券取引所の取引終了時間が現在の15時から15時30分に変更されること。15時25分から15時30分までの5分間、「クロージング・オークション(CA)」と呼ばれるシステムが導入されます。終値形成の透明化、投資家の利便性向上が期待される一方で、相場の振幅が拡大するのではないか、という警戒も。取引時間の拡大という大きな制度変更ですので、投資家はどのタイミングで取引をすべきか改めて見直す必要があるでしょう。

今年の市場のボラティリティは大きいですが(特に日本)、年末までまだまだ気が抜けませんね。