3連休明けの日経平均は3万8000円台回復を予想

先週の日米・金融会合という大きなイベントに対して、日本株は大幅高で反応した。円高一服が鮮明となっており、秋分の日の祝日で日本市場が休場の間もドル円は144円台と円安が継続している。大阪取引所の夜間取引では日経平均先物が上昇しており、3連休明けの東京市場でも日経平均は続伸して始まりそうだ。節目となる3万8000円台を回復するだろう。その後は下降してくる75日移動平均が上値抵抗線と意識されやすいが、底打ち・反転基調が明確となっているので、これに頭を押さえられることはないだろう。

注目イベントは自民党総裁選とマイクロン・テクノロジーの決算発表

今週は26日に9月の権利付き最終売買日を迎える。配当取りの動きも株式相場を支えるだろう。日経平均では260円程度の配当落ちが想定されている。落ち日には注目イベントである自民党総裁選が重なる。新政権への期待や解散総選挙の思惑等で買いが優勢となり、仮に配当落ち分を即日埋めきることになれば、さらに相場のセンチメントは好転しよう。下期に向けてよいスタートが切れるか注目したい。

米国では25日にはマイクロン・テクノロジーの決算発表があり、半導体株への影響を念頭におきたい。

予想レンジは3万7500円~3万8500円とする。