市場の期待を大きく上回り増益となった12月決算銘柄は
4月下旬からスタートした12月決算企業の第1四半期決算発表も5月中旬に終わりとなりました。その決算発表を振り返ってみると、円安や値上げの浸透、旺盛なインバウンド(訪日外国人)需要などを背景に増益となる企業が目立ちました。そしてそうした銘柄のなかには市場の期待を大きく上回り増益となったものもあります。
そこで今回はTOPIX500採用の12月決算企業のなかから、第1四半期の営業利益がコンセンサス予想を10%以上上回り増益となった銘柄をピックアップしてみました。例えば住友林業(1911)は米国で分譲戸建て住宅の販売が好調だったことや、為替が想定より円安で推移していることなどから第1四半期の営業利益が前年同期比で67%近い増益となり、コンセンサス予想を42%以上上回っています。