今日、母が都内の或るデパートに行くのを見守りました。「はじめてのおつかい」のように、私は手を出さず、ひとりでデパートに行って買い物をして帰宅するのを、見守りました。つい一年ちょっと前までは、ひとりでどこでも行っていたのですが、怪我というか病気をして、この一年はほとんど行動が制約されていたのでした。数回私が連れ出したことはあるのですが、やはり自分で出掛けたい。その夢を叶えるために、ちょっと前から計画を立てました。
母は計画実行に向けて歩く量を増やし、そして今日遂に、出掛けました。私は付いていきましたが、一切手は出さない。タクシーに乗り、歩行器を畳んで車内に入れてもらい、Suicaで払い、デパートの車寄せに入り、デパートの人に手伝っていただいて降りる。ちょこちょこと歩いて、好きなように買いたいものを探し、クレジットカードで払う。そしてまたタクシーで帰る。デパートでの滞在時間は30分ほどでした。母は超ゴキゲンで、疲れた?と聞いても、とっても元気になりました!とガッツポーズ。デパートでは店員さんに質問したり説明したりせねばならないので、必然的に声も大きくなり、滑舌もたった30分の間でも良くなりました。自宅の部屋に戻っても、いつもより力強く様々なことをしていました。
やはり活力って自立から来るのですね。今日は私もとてもハッピーな気持ちで、元気をもらいました。ありがとう!