先週末は富山で日本株のセミナー、週央には京都に用事がありビジネスディナー後の新幹線で赴き、今日は長野県に用事がいくつかあり日帰りで移動中。忙しくしていますが、5月は天候が概ね気持ち良くて、苦になりません。そうだ明日土曜日は東大五月祭で講演するのだった。移動も活動も多いです。
さて今日は着物の話。最近、着物にやや嵌まってます。おじ臭!と云うなかれ。日本の在り方が、良く着物には現れていると思うのです。
例えばお箸とフォーク。お箸は作るのは(フォークに比べれば)簡単ですが、使いこなすにはノウハウが必要です。フォークを作るのは大変ですが、使うのは幼児でも出来ます。浴衣とパジャマも同様。日本は、使う・活用するためのノウハウというか(ソフトウェア、ハードウェアなどの)ウェアが、モノではなく人間にあるのが特徴だと思います。
着物を着るために帯を結んだり、袴を締めたりする。この帯類の結び方や締め方は、複雑・不思議なようで、ずれず、緩まず、同じモノで違う表現も出来て、収納時にはかさばらずと、とても良く考えられた合理的なもので、興味深く、そして楽しいです。折り紙然り、懐紙を折って様々なものを作ること然り、手先と頭、特に想像力を使い、こんな所のどこかに日本の真髄がちょっとだけ隠れている気もするのです。
ということで、茶道や着物や、和なモノの見直しに傾倒がちの近頃の私でした。