注目材料は15日発表の米CPI

今週の注目材料は5月15日に発表される4月の米国消費者物価指数(CPI)だ。CPIコアは前月比0.3%上昇と、3月から伸びが鈍化すると市場は見込む。予想通り、CPIの伸びが鈍れば米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ観測が高まり、株式市場の追い風になるが、CPIは3月分まで3ヶ月連続で市場予想を上回った実績がある。市場のムードは期待半分、警戒半分といったところだろう。

ダウ平均の上昇に日本株がついていけていないのは企業業績の見通しの違い

このところ、ダウ平均が上昇を続けている。10日の米株式市場でもダウ平均は上昇した。これで2023年12月以来の8日続伸となり、3月28日に付けた史上最高値、3万9807ドルに迫っている。ただし、日本株はダウの続伸についていけてない。背景となる企業業績の見通しが違うからだ。もっとも、米国株でも続伸しているのはダウ平均だけで、ナスダックは高値圏での保ち合いだ。米国株高の日経平均への影響も限定的となるだろう。

佳境の国内決算発表に加え、22日のエヌビディアの決算にも注目

今週は国内で決算発表が佳境を迎える。13日にソフトバンクG(9984)、 SUBARU(7270)、14日にソニーG(6758)、三越伊勢丹(3099)、15日に三菱UFJ(8306)、三井住友(8316)、リクルート(6098)、第一生命(8750)などの決算発表が予定されている。なかでもソフトバンクGとソニーの決算は市場のムードを左右するため注目である。

日経平均は、先週の後半3営業日は連続して陰線となった。25日移動平均に頭を抑えられる上値の重さが目立った。なかなか上値の重さを払しょくできる材料が見当たらない。今週で決算発表もほぼ一巡する。市場の関心は5月22日のエヌビディア[NVDA]の決算に集中するだろう。しばらく方向感のない展開で商いも細るかもしれない。

予想レンジは3万7500円~3万8700円とする。