日経平均と異なり、下落基調が続く東証REIT指数

「人の行く裏に道あり花の山」という有名な相場格言があります。投資家は群集心理で動きがちで、他の人の行動に同調したくなる心理状態になります。ただ、それでは大きな成功は得られず、むしろ他人とは逆のことをやった方が上手くいく場合が多い、と説いています。

いま、東証REIT指数が軟調です。東京市場では2020年の新型コロナショックによる急落後、大相場に発展している日経平均株価に対して、東証REIT指数は急落前の高値を未だに上回れず、むしろ下落基調が続いています。

分岐点に差し掛かった弱気相場。東証REIT、底入れのタイミングとは

一方で、2021年7月に2,200.02ポイントの戻り高値をつけた後の高値と安値を切り下げる弱気相場は、そろそろ重要な分岐点に差し掛かろうとしています。

2020年後半からの安値の周期(15ヶ月程度)からいくと、5月頃まではダメ押しを含めてさえない展開が続く可能性もありますが、水準感は長期波動からみた均衡水準に近づいているように思われます。その均衡水準とは、過去に高値や安値をつけてきた水準です。

例えば、東証REIT指数でいうと、(1)2013年の高値水準、(2)2015年後半の安値水準、(3)2017年後半の安値水準、(4)2020年後半の安値水準です。概ね、遠目でざっくりとですが、1,600~1,650ポイントです。上記(1)~(4)の水準は平行線でつなぐことができ、その延長線上に価格が落ちてきている様子が2012年からの月足チャートなどでみると確認できます。

その一方、日経平均株価の1989年12月高値から2007年高値までに要した期間は、月足のローソク足で見ると「207」ヶ月です。その2007年高値から次の「207」ヶ月目となるのが、2024年の4月にあたります。

つまり、時間軸からは4月までには上げ相場は一旦終了するというシナリオが浮上します。もしそうだとした場合、東証REIT指数の底入れ確認のタイミングと概ね一致するシナリオも考えられそうです。