「ゴジラ-1.0」が、米アカデミー賞で視覚効果賞を受賞しました。快挙ですね。おめでとうございます。最新技術を使った超高価なSFXではなく、様々なアイデアで特撮というか視覚効果を実現しての受賞で、日本らしいところもいいと思います。映画は面白くて、私も小さい時からゴジラ映画は好きだったし、とても楽しめたのですが、主演の神木隆之介さんとヒロインの浜辺美波さんがやや戦後感から掛け離れたビジュアルで、そんなアンバランスのところも印象を強くしたのかも知れません。

さて、話は変わり、先日夜に急に出掛けることになり、相手にディナーの場所を選んでもらったら、かつて私が足繁く通った懐かしのレストランでした。おー、良くここを選んだな、と思って店に行き、馴染みの顔はまだ居るかな?と入店すると、果たして、フロアマネージャーは昔から良く知っている人でした。どうも、久し振りです。実家に戻ったような感じで和やかに食事を進めていると、そのマネージャーが云い出しにくそうに話してきました。実は、もうすぐ閉店するんです。えっーーーーー!まじですか。早速閉店日の数日前の日に、20人の席を予約しました。懐かしい面々と楽しもうと思います。

私は食べ物屋さんに閉店時に居合わせることが多いです。以前にも書いたことがありますが、古くは高校時代に学校の近くにあった「坂道」という喫茶店。閉店直前に行ったので、店に置いてあった男組全巻をもらいました。そして大人になってからは、「山路」という館野さんという職人さんがやっていたお鮨屋さんに行ったら翌々日に店を閉める、兄弟子である清水さんの「喜久好」も同じ日に閉まる、と聞いて、慌てて喜久好さんにも最終日に詰め込んでもらって最後のお客さんになったり。

お鮨屋さんと云えば、日本橋にあった未だに私が一番好きな「千八」さんの松下さんが、もう店を閉めると電話をくれて、それから閉店までの1~2ヶ月の間に何度も行って、最後は最終日の最後のお客さんになって箸置きひとつだけ思い出にいただいたこともあります。また、中学・高校の正門前にあった「昌華飯店」に、服部先輩と飲みに行ったら、その日最後の客になり、もう閉めるから帰ってちょうだい、と云われて現金会計して帰ったら、その晩店はそのまま永遠に閉めてしまったり。西麻布の「コロンバ」に久し振りに遅めにふらっと寄ったら、お客さんは他に一組、そのお客さんが帰ると、実はこれで閉店、即ち廃業なんですと告げられたり。

そして今回の青山の「S」。なんか縁ですね。食べるのが好きだから、こういう巡り合わせになるのでしょうか?或いは頻繁に外食をしていると、確率的にこうなるものでしょうか?お店の人が必ずしもお客さん全員に閉店することを話さないとも考えられるので、お店の人と仲良くなって色んなことを話すからでしょうか。最後の理由が、当たってそうな気がします。これからも食べ物屋さんとは仲良くして、色んな出会いと再会をしていきたいと思います。