東京市場まとめ

1.概況

本日の日経平均は続伸となりました。221円高の39,320円で寄り付いた日経平均は9時20分過ぎに95円高の39,194円まで上げ幅を縮めました。しかし、そこから切り返すと10時40分には289円高の39,388円まで上昇し211円高の39,309円で前場を終えました。179円高の39,278円でスタートした後場の日経平均は12時50分過ぎに249円高の39,347円まで持ち直しましたが、その後伸び悩むと大引け間際に82円高の39,181円まで上げ幅を縮め結局135円高の39,233円で取引を終え連日で史上最高値を更新しています。こうしたなか新興市場も高く東証グロース市場250指数が上昇となっています。

2.個別銘柄等

ドラッグストア首位のウエルシアホールディングス(3141)が一時18.3%高となりました。親会社のイオン(8267)が投資ファンドとドラッグストア2位のツルハホールディングス(3391)株の取得で最終調整し、取得後にイオン主導でウエルシアホールディングスとツルハホールディングスの統合を進めると伝わったことから統合による競争力強化を期待した買いが入りました。ツルハホールディングスも一時14.2%高となっています。大手商社株も買われました。著名投資家のウォーレン・バフェット氏が率いる米投資会社バークシャー・ハサウェイ(BRK)が大手商社株への出資比率をさらに高めていることがバフェット氏が株主へ宛てた書簡で明らかになったことで物色の矛先が向かいました。伊藤忠商事(8001)が一時1.9%高、丸紅(8002)が一時5.6%高、三井物産(8031)が一時3.2%高、住友商事(8053)が一時1.5%高、三菱商事(8058)も一時3.0%高となり、三井物産と住友商事、三菱商事は上場来高値を更新しています。しかし、伸び悩む展開となり、伊藤忠商事は0.5%安で取引を終えています。「業務スーパー」を展開する神戸物産(3038)も一時5.6%高となりました。利便性の高い冷凍野菜やナショナルブランド(NB)の基礎調味料といった商品が好調で1月の売上高が前年同月比で12.9%増、営業利益が29.6%増となったことから大幅高となりました。SUMCO(3436)も一時6.6%高となりました。米国で最大規模の年金基金のTIAA-CREF(米教職員保険年金連合会・大学退職株式基金)が共同保有分とあわせてSUMCO株を5%超保有していることが関東財務局に提出した大量保有報告書で判明したことから買いを集めました。

VIEW POINT: 明日への視点

本日の日経平均は135円高となりました。米国市場でダウ平均とS&P500株価指数が22日、23日と連日で史上最高値を更新したほか、23日に反落となったナスダック総合株価指数も22日に大幅高となり一時史上最高値を上回る場面もあったことから買いが優勢となりました。一時は290円近く上げる場面もありましたが、39,400円を前に上値が押さえられると伸び悩みました。しかし、34年2ヶ月ぶりの高値更新による達成感や短期的な過熱感があるなかで22日に続いて本日も最高値を更新したことから強い基調は継続しているといえそうです。なお、日本時間の27日午前0時には1月の米新築住宅販売件数が発表される予定です。

(マネックス証券 シニア・マーケット・アナリスト 金山 敏之)