東京市場まとめ

1.概況

本日の日経平均は4日ぶりに大幅反発となりました。245円高の38,508円で寄り付いた日経平均は10時20分前に662円高の38,924円まで上昇した後一旦伸び悩みました。しかし、後場に入ってさらに上げ幅を広げ14時50分前に894円高の39,156円まで上昇すると結局836円高の39,098円で取引を終え過去最高値を更新しています。一方で新興市場は安く東証グロース市場250指数が下落となっています。

2.個別銘柄等

市場予想を上回る決算を発表した画像処理半導体のエヌビディア[NVDA]が米国市場の時間外取引で大きく上昇したことから半導体関連株が買われました。東京エレクトロン(8035)が一時6.6%高、SCREENホールディングス(7735)が一時10.4%高、ディスコ(6146)が一時9.5%高、アドバンテスト(6857)も一時7.6%高となり、ディスコは上場来高値を更新しました。また、ドル円が150円台前半の円安水準で推移していることから自動車株が高く、トヨタ(7203)が一時2.9%高、ホンダ(7267)とマツダ(7261)も一時3.6%高となり、トヨタは上場来高値を更新しています。JFEホールディングス(5411)も一時3.0%高となり昨年来高値を更新しました。JFEスチールが4月から国内外の全鋼材の販売価格を1トン当たり1万円引き上げると伝わったことで収益の改善を期待した買いが入りました。日本信号(6741)も一時6.1%高となりました。台湾交通部鉄道局から在来線の複線化に合わせた鉄道の電気系や通信システムの設備更新・改修事業を海外の受注案件としては過去最大規模の約250億円で受注したと発表したことから大幅高となりました。八洲電機(3153)も一時22.1%高となり上場来高値を更新しました。プラント事業が好調に推移していることから34億円とみていた2024年3月期の営業利益を37億円に上方修正したことで買いが優勢となりました。一方でグリー(3632)が一時10.1%安となり昨年来安値を更新しました。KDDI(9433)が保有するすべてのグリー株800万株を海外市場で売り出すと発表したことで需給の悪化を警戒した売りが膨らみました。関西ペイント(4613)が一時3.7%安となりました。ユーロ円建ての新株予約権付社債(転換社債)を発行し1000億円を調達すると発表したことで将来的な希薄化を懸念する売りが優勢となりました。

VIEW POINT: 明日への視点

本日の日本市場は836円高となりました。決算を好感した買いで画像処理半導体の米エヌビディアが米国市場の時間外取引で大幅高となったことから大きく上げ幅を広げ、1989年12月29日に付けた過去最高値(38,915円)をおよそ34年2ヶ月ぶりに更新し、初めて39,000円台に乗せました。そのため40,000円の大台超えへの期待も一気に高まりそうですが、達成感が出やすいなかで連休明けもさらに水準を切り上げることができるかがポイントとなりそうです。なお、日本時間の22時30分に米新規失業保険申請件数が発表されるほか、23時45分には2月の米PMI速報値が、そして23日の午前0時には1月の米中古住宅販売件数が発表される予定です。

(マネックス証券 シニア・マーケット・アナリスト 金山 敏之)