日経平均は大幅続伸、ソフトバンクグループやトヨタ自動車が躍進

先週の日経平均は大幅続伸しました。週間ベースでは739円の上昇となり、週末は一時37,000円台に入る場面がありました。業績を材料にした個別物色の活況も続き、2月6日には上方修正を発表したトヨタ自動車(7203)が大幅上昇。日本企業で初めて時価総額が50兆円を超えたことが話題となりました。2月8日はソフトバンクグループ(以下、SBG)(9984)や大型半導体株が強く買われ、指数上昇を牽引する展開となりました。

今週は決算発表の終盤戦となりますが、2月13日は新NISAで個別株人気トップの日本たばこ産業(JT)(2914)、2月14日はソニーグループ(6758)が決算発表を予定しています。

ソフトバンクグループがプライム市場売買代金トップとなった、その要因とは

さて、SBGの株価が久しぶりに活況です。2月9日に続いて、2月13日の前引け段階では、レーザーテック(6920)を抜いて、プライム市場の売買代金トップとなりました。

最近の騰勢の理由は決算発表が好感されただけではなく、同社傘下の英半導体設計会社アーム・ホールディングス[ARM]の株価上昇が要因にあります。2月12日も米国市場で一時42%上昇し、終値ベースでも29%高となりました。2月13日付けのブルームバーグの記事によると、アーム・ホールディングスの時価総額は2024年に入り800億ドル(約11兆9500億円)余り増加している、とのことです。

実は、SBGは好材料にポジティブに反応しやすい株価位置にありました。振り返れば、2021年3月高値10,695円からの下落相場は1年後の2022年3月に下げ止まりましたが、2020年3月安値2,609.5円からの上昇幅の大半を帳消しにする調整幅となりました。

しかし、2022年3月安値からの上昇局面も上値は限定的で、日経平均が2023年から強い騰勢を示す中でも、上げ下げを繰り返すさない展開が続いていました。

ただ、その結果、12ヶ月、36ヶ月、60ヶ月線など短期・中期・長期の移動平均線が同じ水準に収れんするようになり、2024年に入ってからの株価はそれらの上方に位置していたことが、今回の上昇の大きなポイントとなりました。

SBGは先週、2022年11月高値7,180円と2023年8月高値7,297円を繋いで延長した抵抗線の節目を明確に上回りました。2021年3月につけた5ケタの高値が視野に入ってきたようです。短期的に過熱感はありますが、業績面や需給の良し悪しの云々は別にして、レーザーテックよりも買いやすい水準にあることは確かです。

売買代金トップの座が入れ替わる日が断続的に増えるようだと、今後物色傾向が大きな変化を迎える兆候と捉えることができるかもしれません。