モトリーフール米国本社、 2023年12月5日 投稿記事より

主なポイント

・AI革命は始まったばかり
・AI分野で正しい企業に投資していれば、モンスター級のリターンを享受できるかもしれない
・豊富なリソースがあり、大量のデータを収集する能力を持つ企業は、AIにおいて優位にある

強力なAI関連7銘柄でポートフォリオを構築すれば、市場をアウトパフォームできるかもしれない

人工知能(AI)の応用は、数十年前から開発が進められてきましたが、2023年はAI関連銘柄にとって、飛躍の年となりました。AI技術をめぐる熱狂は、市場に多くのサクセスストーリーを生み出しています。

確かに、2023年のAIの隆盛は印象的でしたが、革命的な変化はようやく熱を帯び始めたところでしょう。以下では、AIの未来に賭ける投資家に勝利をもたらす可能性のある7つのAI銘柄を紹介します。

マイクロソフト[MSFT]

マイクロソフトが築くAI帝国の中核にあるのは、クラウドインフラサービスのAzureです。Azureは顧客に、AIオペレーションを構築し、立ち上げ、実行し、拡張するためのツールを提供します。ますます多くのAIソフトが開発され、拡張されるのに伴い、マイクロソフトは最も恩恵を受ける位置にいる1社です。

しかし、同社の強みはクラウドインフラの分野にとどまりません。オペレーティングシステム(OS)、企業向け生産性ソフト、ビデオゲームといった幅広い製品やサービスの主要プロバイダーであるマイクロソフトは、AIから恩恵を受ける強固なエコシステムを構築しています。同社はさらに、ChatGPTを生み出したOpenAIに多額の出資をしており、緊密なパートナーシップを築いています。

エヌビディア[NVDA]

半導体企業のエヌビディアは、AI推進の恩恵を享受し、2023年に最もホットになった銘柄の1つでしょう。株価は年初来で約220%上昇しており、時価総額は約1兆1,500億ドルと、今や世界第6位の上場企業となっています。

エヌビディアは、高性能AIアプリケーションの実行に必要な画像処理装置(GPU)のリーダーでしょう。AI、データセンター、アクセラレーテッド・コンピューティングアプリケーションに使用されるGPUに関しては、市場の約90%を支配しています。

同社はまた、自社事業向けのソフトウェア・コンポーネントも構築しており、専用ツールやAIコンピューティングをサービスとして提供しています。エヌビディア製プロセッサーに対する需要の高まりと、サービス提供の拡充により、同社は今後も記録的な売上成長が続き、驚異的な利益率を維持する見通しだと思われます。

アマゾン・ドットコム[AMZN]

クラウドインフラサービスの市場リーダーであるアマゾン・ドットコムは、今後もAIの隆盛を促進し続け、その恩恵を受け続けるとみられています。なぜなら、アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)は、AIソフトウェアの開発、実行、拡張を可能にする重要なツールを提供しており、これらのサービスに対する需要は高く、すでにAWS部門の好調な業績を牽引しているからです。

Eコマース事業も、AI革命の恩恵を受ける可能性があります。倉庫や配送の自動化を進める中、AI技術は、市場をリードするアマゾン・ドットコムのオンライン小売事業に飛躍的な効率改善をもたらすとみられます。効率が改善すれば、Eコマース部門の利益率は大幅に上昇し、大幅な利益成長が期待されるでしょう。

パランティア・テクノロジーズ[PLTR]

パランティア・テクノロジーズは解析とAIのスペシャリストであり、顧客が実用的な洞察を見出し、データを読み解くことをサポートします。米国防総省などの政府機関内の複数の組織と契約を結んでいるだけでなく、民間企業の顧客基盤も急速に拡大しています。

同社は2023年5月、一連のツールやサービスを含む「AIP(人工知能プラットフォーム)」をリリースし、新たな顧客を一気に呼び込んでいるところです。第3四半期決算が発表された11月時点で、すでに300近い組織がAIPを利用しています。

既存事業の勢いと新たなAIサービスをめぐる盛り上がりのおかげで、パランティア・テクノロジーズの第3四半期末時点の顧客数は、前年同期比で34%増加しました。

アルファベット[GOOGL]

アルファベットは世界最大のデジタル広告企業です。グーグル検索プラットフォーム、AndroidモバイルOS、クラウドインフラサービス、YouTube、Gmailといった幅広い事業の強さを背景に、製品やサービスの強固なエコシステムを構築しており、AI技術から恩恵を受けることのできる好位置に付けています。

Google Deep Mind部門は、AIを推進し、AIの新たな実用での応用を見出すことに特化した事業部門です。アルファベットは先日、DeepMindを使用して工業分野で利用できる可能性のある200万種類を超える新素材、結晶の構造を策定したと発表しました。同社は今後も、幅広いAI分野で大躍進し続ける可能性が十分にあります。

メタ・プラットフォームズ[META]

メタ・プラットフォームズはソーシャルメディアの世界的リーダーであり、Facebook、Instagram、WhatsAppをはじめとする同社のサービスを合計すると、1日のアクティブユーザー数は30億人を上回ります。アルファベットと同様に、メタ・プラットフォームズはデジタル広告分野のリーダーでもあり、宝の山である膨大なデータにアクセスすることができます。

こうした強みはすでに、同社が高度にターゲット化された広告をユーザーに配信し、広告帝国を築くのに役立っています。素晴らしい技術リソースとインフラのおかげで、メタ・プラットフォームズはAIの進化において主導的な地位に付けています。

AIを活用することで広告ターゲティングが改善すれば、FacebookやInstagramのプラットフォーム上の売上増に貢献すると予想されます。同社はまた、WhatsAppや他のサービスにおける売上促進策として、AIチャットボットを活用し始めたところです。

クラウドストライク・ホールディングス[CRWD]

クラウドストライク・ホールディングスは、AIや機械学習を活用してハードウェア機器やネットワークを攻撃から守るサイバーセキュリティ企業です。犯罪者らが生成AIなどの先端技術を利用してサイバー犯罪を実行するようになった現代において、同社のFalconプラットフォームは大規模な企業や組織に対して、適応型の防御を提供します。

Falconは、新しいタイプのサイバー攻撃に遭遇すると、自らの脅威検知能力と防御能力を更新・拡張します。クラウドストライクはすでに、PC、モバイル機器、サーバー、その他ハードウェアをクラウドベースで保護するトッププロバイダーですが、同社のAIを搭載したシステムがより多くのデータを取り入れるのに伴い、競争優位性は一段と高まるとみられます。

免責事項と開示事項  記事は一般的な情報提供のみを目的としたものであり、投資家に対する投資アドバイスではありません。アマゾン・ドットコムの子会社であるホールフーズ・マーケット元CEOのJohn Mackeyは、モトリーフール米国本社の取締役会メンバーです。フェイスブックの元市場開発担当ディレクター兼スポークスマンであり、メタ・プラットフォームズのMark Zuckerberg CEOの姉であるRandi Zuckerbergは、モトリーフール米国本社の取締役会メンバーです。アルファベットの幹部であるSuzanne Freyは、モトリーフール米国本社の取締役会メンバーです。元記事の筆者Keith Noonanは、クラウドストライク・ホールディングスの株式を保有しています。モトリーフール米国本社はアルファベット、アマゾン・ドットコム、クラウドストライク・ホールディングス、メタ・プラットフォームズ、マイクロソフト、エヌビディア、パランティア・テクノロジーズの株式を保有し、推奨しています。モトリーフールは情報開示方針を定めています。