・先週の雇用統計は賃金のインフレ抑制、米国景気のソフトランディングを見込める内容、雇用の最大化と物価の安定を望むFRBの望む結果であった。

・労働市場の過度なひっ迫感は薄らぎ、労働供給が戻っている。FRBの引き締めシナリオが終わり、米国長期金利もそろそろピークアウト。

・為替については、日米の実質金利差はまだ埋まらないので大きく円高には巻き戻らない。

・安川電機の決算発表に対してマーケットは、まず「買い」で反応。マーケットは企業業績に対し明るい見通しをもっている。米国物価指標(PPI、CPI)発表で米国のインフレ落ち着きが確認できれば長期金利のピークアウト、ハイテク株買いの流れから日経平均上昇が期待できるだろう。