12月決算企業の上期決算発表集計
7月下旬からスタートした3月決算企業の第1四半期決算発表と並行して行われていたのが12月決算企業の上期決算発表です。それも14日で終わりとなりましたが、折り返しの上期決算ということもあり通期の業績予想を見直す企業が多くみられました。例えば住友林業(1911)は米国での新築戸建て住宅の販売戸数が想定を上回ると見込まれることなどから1015億円とみていた通期の営業利益の見通しを1305億円に引き上げています。
また、アシックス(7936)もシューズの販売が国内外で大幅に伸びていることにより通期の営業利益の見通しを370億円から460億円に上方修正したほか、すかいらーくホールディングス(3197)も前年に実施した値上げが浸透し利益率が向上することなどから60億円とみていた通期の営業利益の見通しを100億円に引き上げています。一方でNIPPON EXPRESSホールディングス(9147)は国際物流需要の回復が想定より鈍いことなどから1050億円とみていた通期の営業利益の見通しを840億円に下方修正しています。