アイルランドでは、全ての酒類について、そのアルコール量や健康被害の警告を記したラベルを貼るルールを法律として制定したとのこと。但し発効するのは2026年。これは国内生産品に限らず、輸入品にも適用されます。
アイルランドと云うと、如何にもお酒が大好きなイメージがありますが、行き過ぎてこんな動きになったのでしょうか。しかし早速いくつかの国から、貿易を阻害するとしてWTOに対して提訴の動きがあるとのこと。ハードリカーなら格別、ワインのボトルにそんなラベルを貼ることに対して、程度のバランスを逸していて馬鹿げている、との批判もあるようです。
さて、どれだけ効果があるでしょうか?既にお酒を飲んでいる人は、二日酔いになると分かっていても飲んじゃう人ですから、こんなラベルは効かないでしょうね、きっと。新しく飲み始める人には、一度考えさせるきっかけになるかも知れません。しかし国として販売を認めながら一方でこのようなことをするのは、どこかチグハグのような感じがします。健康被害警告ラベルが貼ってあると、認識する味が落ちそうな気がしますし。
それよりも、全ての酒類に、販売価格のうちいくらは税金です、とのラベルを貼ったらどうでしょう?なんだ本当はもっと安いのか、となって、もっと味が落ちてしまうか!