今年の1月20日に松井孝典さんのことをこのつぶやきで書きました。前日に松井先生のお話をみっちり聞いたのです。そしてその時は書きませんでしたが、お話を聞いた後、松井先生とディナーをさせていただいて、色々とお話をしたのでした。

松井先生は、私にとってのスーパースター、アイドルで、なんでノーベル賞を持っていないのだろう?と思ってきた人ですから、話すと緊張しますが、その言葉の一つ一つが、脳と心に刺さりました。松井先生は本当に多くの事柄を同時に並行して脳の中で考えながら、その答えや理論を導かれているように見えますが、どうしたらそんなことが出来るのですか?というような質問を私はしたのですが、先生は笑いながら、「そりゃキミ、私はずっと考えているからだよ。それが私の仕事だから(人生だから)」というような答えをされました。或る意味私の質問は愚問だった訳ですが、いい思い出です。

先生はその2ヶ月後に亡くなられ、今日お別れの会が催されました。お別れの会は先生らしく、カラッとしていて合理的で、少なくとも私にとっては初めての経験となるスタイルでした。松井先生カッコいいな。松井先生の考えは、まだどこかで回り続けているのかも知れませんね。