営業利益が会社計画を1割以上上回って着地した2月決算銘柄は

3月からスタートした小売り企業を中心とした2月決算銘柄の本決算発表も今週で終わりとなりました。エネルギー価格や原材料価格の高騰などが重石となりましたが、その一方で行動制限の緩和やインバウンド需要の回復などもあり2023年2月期の営業利益が会社計画を上回って着地した企業も少なからずみられました。そこで今回は2023年2月期の営業利益が会社計画を1割以上上回った銘柄をピックアップしてみました。

例えば三陽商会(8011)は2015年に英高級ブランド「バーバリー」とのライセンス契約が終わった影響などで営業赤字が続いてきましたが、不採算店の整理など構造改革に取り組んできたことで2023年2月期に黒字に転じ会社計画を17%以上上回って着地しています。また、高島屋(8233)もインバウンドなど人流回復を背景に宝飾品や時計といった高額品が伸びたことなどから2023年2月期の営業利益が会社計画を14%余り上回っています。

営業利益が会社計画を1割以上上回って着地した2月決算銘柄はこちらからチェック

もう一つのヒント

26日までの決算発表スケジュール

20日のディスコ(6146)を皮切りに3月決算企業の本決算発表がスタートしています。来週前半は決算発表が始まったばかりということもあって決算を発表する企業も多くありません。それでも24日にはニデック(6594)やコーエーテクモホールディングス(3635)などが決算を発表するほか、25日にはオービック(4684)などが決算を発表する予定です。また、26日には決算を発表する企業もやや増える見通しで、日立建機(6305)やアドバンテスト(6857)、ファナック(6954)、オムロン(6645)、日東電工(6988)、JR東海(9022)などが決算発表を予定しています。

決算発表スケジュール(4月24日-26日)はこちらからチェック