ChatGPTが話題ですが、GPTシリーズの最強版であるGPT4よりも優れたAIの開発・トレーニングを6ヶ月間ストップするべきだ、という公開書簡に、イーロン・マスクやAI界の専門家、各界の重鎮を含む1000人に及ぶ人々が署名したとのこと。

このまま放っておくと”必ず”人類は全員滅びてしまう。そうならないように、どうAIをコントロールするか、どう開発すべきかを頭を冷やして先ずは議論するべきだ。ザックリそんな内容でしょうか。自分たちで開発してきて、自分たちで「みんな止めよう」と云うのもなんかチグハグだとも思うのですが、そこまで事態は深刻でもあるのかも知れません。

AGI(artificial general intelligence - 汎用人工知能)の進化はめざましく、人類は自ら作ったAGIに対抗出来なくなり、そして滅ぼされてしまう。このテーマは、SFの世界では古くからある話です。私の大好きな映画「2001年宇宙の旅」の主人公であるコンピュータ、HAL 然り。映画「ターミネーター」シリーズの Skynet 然り。スタートレックのボーグ集合体も同じでしょうか。

しかし映画では、HALは最後は暴走・自滅し(たぶん)、サラ・コナー達、人類抵抗軍も Skynet には負けません。でも実際の世界ではどうでしょうか。SF映画の中の世界が実現し、更にはそれを超えていく。そういう事態が今まさに目の前で起きているのかも知れません。いや、起きているのでしょう。そうすると人類はAGIに負けるのでしょうか?

そうならないためにも、五感のうち視覚、聴覚以外の三感(?)、即ち触覚、味覚、嗅覚を大切にして、コミュニケーションをしていきたいと思います。