手土産は、如何なるモノも、贈る人の気持ち次第で手土産になると思います。私は食事の時のお土産は基本的に持参しない人間ですが、時折手土産を調達して持って行くことがあります。或いは他の人に持って行ってもらって届けることがあります。ほぼ全てのケースは相手が外国人です。言葉で伝えきれない思いやニュアンスがあるから、ストーリーを背負わせたモノに、思いを託すのでしょう。
最近では、暫く会えそうにない海外の友人に、扇子を渡したことがあります。扇子の図柄は、季節に合わせた月と桜。While we are far away, we see the same moon together. 山川異域 風月同天 という言葉も書いて添えました。遠く離れていても、見上げる月は一緒だね。
この手土産を、世間がどう見るかには興味がありません。相手がどう思うかだけです。それ以上に自分の気持ちですね。