去年の10月17日に、<急加速>というつぶやきを書きましたが、これはフランクフルト空港で、私の乗ったジェット機が着陸寸前、高度20メートルくらいから激しい急加速をして再上昇した話でした。その時はこういう表現は使いませんでしたが、要はニアミスだったのです。
最近アメリカでニアミスが連続して起きています。先月末もボストンのローガン空港で起きました。私の昨秋の経験と同様、ジェット旅客機が着陸しようとしてたら、その目の前に小型ジェット機が突然進入して来て急上昇回避、というパターンです。
アメリカでは今年に入って既に5件もニアミスがあったとのこと。コロナ明けで忙しい空港事情にパイロットがまだ慣れていないとか、或いはコロナ期に免許を取ったパイロットのせいではないかとか、管制塔の人手不足ではないかとか、色々な可能性が議論されているようです。しかし一方で、これらは「ニア」ミスであり、事故は回避できているので、様々なリスク管理の仕組みは機能しているとの主張もあるようです。ま、そう願いたいです。
あらためて思うに、飛行機って本当に命をパイロットや管制官などの方々に預けているのですね。しっかりとよろしくお願いします、という気持ちと、安全運航ありがとうございました、という両方の気持ちを意識していきたいと思います。