チェッグ(CHGG)決算:1株利益は0.4ドルで市場予想を上回る
チェッグは、教科書のレンタル、コース支援、オンライン指導を専門とする米国の教育サービス会社である。高校や大学レベルの学生を対象に、各種講座の教科書を貸与し、修了後に返却してもらうサービスを中心に事業を展開している。
レンタル料金は通常、教科書を本来の価格で購入するよりも安い。2万5,000以上のタイトルの教科書を学生に貸し出しており、これまでに780万人以上の学生がサービスを利用している。
また、コースや教授によるレビュー、標準化された試験の準備、キャリアの準備、学習資料をウェブサイトで提供している。収益は教科書のレンタルが大半を占め、次いでオンライン教育サービスとなっている。
出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.
第4四半期(10月-12月期)実績
★売上高・・・前年同期比1.1%減の2.05億ドル (市場予想は2.03億ドル)
★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・0.40ドル(市場予想は0.38ドル)
決算総括
10-12月期(第4四半期)売上高、調整済みEPSはともに若干予想を上回った。続く第1四半期売上高、EBITDA、粗利率ガイダンスレンジは全て予想を下回った。 23年度通期ベース売上高、調整済みEBITDA、粗利率は全て予想を下回った。
今後の株価見通し
マイクロソフトのSkypeやTeams、グーグルのHangout、Zoomなど遠隔授業のためのツールはかなりインフラが整ってきている。ハードウェアに目を向けると、PC はマイクやスピーカー、タブレット(ペン入力)などの重要度が急速に高まるだろう。
最近は、COVIDのパンデミックや、賃金の上昇、その他の経済的要因によって引き続き圧力がかかっている。当面底値模索の動きが予想される。
タイソン・フーズ(TSN)決算:1株利益は0.85ドルで市場予想を下回る
タイソン・フーズは、米国最大の加工鶏肉・牛肉の生産会社である。また、Jimmy Dean、Hillshire Farm、Ball Park、Sara Lee、Aidells、State Fairブランドの加工豚肉およびタンパク質をベースとする製品の大手生産会社でもある。
製品の80%は、小売業者(2022年度収益の44%を占める)、食品サービス業者(同29%)、その他の食品加工会社(12%)などを含む米国のさまざまな流通チャネルを通じて販売、さらに、収益の15%はカナダ、メキシコ、ブラジル、欧州、中国、日本への輸出が占める。
出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.
第1四半期(10月-12月期)実績
★売上高・・・前年同期比2.5%増の132.60億ドル(市場予想は135.22億ドル)
★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・0.85ドル(前四半期は1.33ドル)
決算総括
本日寄り前決算発表。10-12月期決算(第1四半期)では、売上高、調整済みEPS ともに予想を下回った。平均販売価格の前年からの伸びが予想を下回ったほか、営業利益率の伸びも予想を下回っている。通期ガイダンスも公表しており、売上高の見通しを据え置いた。予想は上回っている。
今後の株価見通し
当面底値模索の動きが予想される。
スカイワークス・ソリューションズ(SWKS)決算:1株利益は2.59ドルで市場予想を上回る
スカイワークス・ソリューションズは、ワイヤレス・ハンドセットや他のデバイスに搭載されるワイヤレス・コネクティビティを可能にする半導体を製造する。
主な製品には、電力増幅器、フィルター、スイッチ、およびワイヤレス伝送をサポートする統合フロントエンド・モジュールなどがある。大手スマートフォン・メーカーが主要な顧客であるが、ワイヤレス・ルーター、医療機器、自動車などのハンドセット以外の市場における存在感も高まっている。
出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.
第1四半期(10月-12月期)実績
★売上高・・・前年同期比12%減の13.3億ドル(市場予想は13.2億ドル)
★1株当たり利益(特別項目を除く)・・・2.59ドル(市場予想は2.58ドル)
決算総括
10-12月期(第1四半期)決算では、売上高、調整済みEPSはともに予想をわずかに上回った。続く第2四半期売上高、及び調整済み EPS ガイダンスレンジはともに予想を下回った。
今後の株価見通し
115ドル超えから、150ドルを目指す展開が予想される。
デュポン・ド・ヌムール(DD)決算:1株利益は0.89ドルで市場予想を上回る
デュポン・ド・ヌムールは、ダウ・ケミカルとデュポンの合併およびその後の事業分割により、2019年に設立された多角的なグローバル・スペシャリティ・ケミカルズ・カンパニーである。
ポートフォリオには、エレクトロニクスおよび通信、自動車、建設、安全および保護、水管理産業に役立つ特殊化学品および川下製品が含まれる。価格決定力を支配する特許化された特殊化学物質を生産する能力から利益を得ている。
注目すべき製品には、Kevlar、Tyvek、およびNomexが含まれ、これらは、時を経て進化し、複数の産業にわたって広範囲の用途が可能となった。
出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.
第4四半期(10月-12月期)実績
★売上高・・・前年同期比27%減の31.04億ドル(市場予想は31.06億ドル)
★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・0.89ドル(市場予想は0.79ドル)
決算総括
本日寄り前決算発表。10-12月期(第4四半期)売上高は予想を下回ったが、調整済みEPSは上回った。続く第1四半期売上高、及び調整済みEPSガイダンスレンジはともに予想を下回った。通期ベースの売上高、及び調整済み EPS ガイダンスレンジもともに予想を下回った。