ズームインフォ・テクノロジーズ(ZI)決算:1株利益は26セントで市場予想を上回る

ズームインフォ・テクノロジーズは、セールスおよびマーケティングチーム向けに市場開拓戦略のためのデータを提供するクラウドベースのプラットフォームを運営している。同プラットフォームは、セールスやマーケティングの専門家のために、企業の組織や重要人物に関する正確な情報や洞察に基づく包括的で質の高いデータや分析を提供している。収益のほぼ全てが、米国で生み出されている。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.    

第4四半期(10月-12月期)実績

★売上高・・・前年同期比36%増の3.02億ドル(市場予想は3.00億ドル) 

★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・26セント(市場予想は22セント) 

決算総括

10-12月期決算(第4四半期)では、売上高、調整済みEPSともに予想を上回った。

ガイダンスも公表しており、第1四半期の売上高と1株利益が予想を下回る見通しを示したほか、通期についても予想を下回る売上高見通しを示している。同調整済みEPSガイダンスレンジは上回った。 

今後の株価見通し

当面底値模索の動きが予想される。

オン・セミコンダクター(ON)決算:1株利益は1.32ドルで市場予想を上回る

オン・セミコンダクターは、自動車・産業市場に焦点を当て、パワー半導体やセンサを提供している。世界第2位のパワー半導体製造会社であり、自動車市場向けイメージセンサの最大手である。

従来、事業構造は垂直統合型であったが、現在では、柔軟性の高い生産能力を確保するためにハイブリッド型の製造戦略をとっている。電気自動車、自律走行車、産業オートメーション、再生可能エネルギーなどの新興分野に焦点を当てている。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.    

第4四半期(10月-12月期)実績 

★売上高・・・前年同期比14%増の21.04億ドル(市場予想は20.81億ドル) 

★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・1.32ドル(市場予想は1.27ドル) 

決算総括 

本日寄り前決算発表。10-12月期決算(第4四半期)では、売上高、調整済みEPSともに予想を上回った。続く第1 四半期売上高、調整済み EPS ガイダンスレンジはともに予想を下回った。 

今後の株価見通し

今回の決算を受け、更なる上値追いとなろう。

エンフェーズ・エナジー(ENPH)決算:1株利益は1.51ドルで市場予想を上回る

エンフェーズ・エナジーは、グローバルなエネルギー技術企業である。太陽光発電、蓄電、通信を1つのプラットフォーム上で管理するスマートで使いやすいソリューションを提供している。

同社のマイクロインバータ技術は、主に屋上の太陽光発電市場を担っており、完全に統合された太陽光発電プラス蓄電ソリューションを生み出している。地理的には、米国から収益の大半を得ている。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.    

第4四半期(10月-12月期)実績

★売上高・・・前四半期比76%増の7.25億ドル(市場予想は7.08億ドル)

★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・1.51ドル(市場予想は1.24ドル)

決算総括

10-12月期決算(第4四半期)では、売上高、調整済みEPSはともに予想を上回った。第1四半期のガイダンスも予想を上回る売上高見通しを示した。決算受け時間外で株価は10%の大幅高。 

今後の株価見通し

短期的には、300ドルを目指す展開が予想される。 

イルミナ(ILMN)決算:1株利益は0.14ドルで市場予想を上回る

イルミナは、生命科学および臨床検査での遺伝物質を分析するためのツールやサービスを提供する。シーケンシング機器、消耗品およびサービスから収益の90%超を得ている。

ハイスループット技術は、ヒトおよび他の大型生物における全ゲノムシーケンスを可能にする。そのより低いスループットのツールは、ウイルスおよび癌腫瘍スクリーニングのようなより小さなデータ出力を必要とする適用を可能にする。

マイクロアレイ(売上高の10%未満)も販売しており、消費者および農業用途を中心に低コストで集中的な遺伝子スクリーニングを可能にしている。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.    

第4四半期(10月-12月期)実績

★収入・・・前年同期比9.6%減の10.8億ドル(市場予想は10.7億ドル)

★1株当たり利益(一部項目を除く)…0.14ドル(市場予想は0.10ドル)

決算総括

10-12月期(第4四半期)売上高、調整済みEPSはともに予想を上回った。
通期ベースの調整済みEPSガイダンスレンジは予想を下回った。 

今後の株価見通し

上値の重い展開が続くだろう。

ペイコム・ソフトウェア(PAYC)決算:1株利益は1.73ドルで市場予想を上回る

ペイコム・ソフトウェアは、クラウドベースの人材管理(HCM)ソリューションをソフトウエア・アズ・ア・サービス(SaaS)として提供している。50人から1万人の従業員を抱える米国の顧客をターゲットとしている。

1998年に設立され、2021年現在およそ1万8千(親会社のグルーピングによる)の顧客にサービスを提供している。主力の給与ソフトウエアのほか、勤怠管理、能力管理、福利厚生管理など様々なHCMソリューションを提供している。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.    

第4四半期(10月-12月期)実績

★売上高・・・前年同期比30%増の3.71億ドル(市場予想は3.67億ドル)

★調整済み1株当たり利益(一部項目を除く)・・・1.73ドル(市場予想は1.48ドル)

決算総括

10-12月期(第4四半期)売上高、調整済みEPSは予想を上回った。続く第1四半期、通期ベースの売上高、調整済みEPSは全て予想を上回った。 

今後の株価見通し

堅調な推移が続くだろう。