上期に減益予想に反して増益となった3月決算銘柄は
10月下旬からスタートした3月決算企業の上期決算も11月中旬に終わりとなりました。日本経済新聞の集計によると上期の上場企業の経常利益は原材料高が重荷となったものの円安の効果もあり前年同期比で6%程度の増益となったようで、こうしたなかには減益予想に反して増益となった銘柄もみられます。
そこで今回はTOPIX500採用の3月決算企業のなかから上期に減益を見込んでいたものの増益で着地した銘柄をピックアップしてみました。例えば住友電気工業(5802)はフレキシブルプリント回路などの電機関連や超硬工具などの産業素材関連などが伸び、自動車部品の不振を補ったことなどから前年同期比で2%を超える減益を見込んでいた上期の営業利益が8%近い増益となっています。