ニューヨークに来ていつも思うことがあります。それは、水回りは圧倒的に日本がいいということです。ニューヨークの最近のホテルは、とてもファッショナブルでカッコ良くてキレイなのですが、シャワーの出方はいまいちの所が多く、トイレも水の流れが弱くて詰まってしまうこともあります。日本のホテルではちょっと考えられないことです。オフィスでも、洗面所の水回りの性能というか水量がいまいちのことが多いし、なんでこんな文明都市なのに水回りが弱いのだろうと思うことがしばしばあります。

日本のように水がバンバン出る所もあることはあるので、インフラがない訳ではないと思われ、そうすると好みとか趣向の問題となりますが、そんな趣向が何故あるのか、謎です。慣れの問題でしょうか?ニューヨークは屋根の上に水のタンクを置いて水を供給することをしてきたので、そして今でもそういうビルが随分残っているので、水がちょろちょろなのに慣れてしまっているのかも知れません。ニューヨークの人が、もっと日本に観光に来れば、常識が変わるのかなぁ。人間は慣れる動物である、とはニーチェかドストエフスキーの言葉だったと思いますが、同時に慣れると中々変われない動物でもあるのでしょうね!