ハリバートン(HAL)決算:1株利益は60セントで市場予想を上回る

ハリバートンは、世界3大の油田サービス会社のうちの1社である。仕上げ流体、ワイヤーラインサービス、セメンチングなど、数多くの事業分野で優れたノウハウを提供している。北米における圧力ポンプ事業者では首位に位置づけ、過去20年間にわたって水圧破砕分野のイノベーターとして業界をリードしてきた。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.    

第3四半期(7月―9月期)実績

★売上高・・・前年同期比39%増の53.57億ドル(市場予想は53.25億ドル)

★ 1株当たり利益(調整後)・・・60セント(市場予想は56セント)

売上高、調整済みEPSはともに予想を上回った。39%増収、119%増益。

今後の株価見通し

好決算を受け、更なる上値追いが見込まれる。短期的に44ドルを目指す展開となろう。

ビザ(V)決算:1株利益は1.93ドルで市場予想を上回る

ビザは、世界最大級の電子決済処理ネットワーク運営会社である。2021年度の(購入)決済取扱額は10兆ドルを上回り、世界200ヶ国を超える市場で160種類の通貨の取引を決済する。同社の決済システムは、毎秒65,000件を超える取引を処理することが可能である。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.    

第4四半期(7月-9月期)実績

★純収入・・・前年同期比19%増の78億ドル(市場予想は75.5億ドル)
                                 
★1株当たり利益(調整後)・・・1.93ドル(市場予想は1.86ドル)

純収入、調整済みEPSとも予想を上回った。19%増収、15%増益。ただ、総支払額は2.93兆ドルと予想を下回っている。同社はまた、120億ドルの新たな自社株買いプログラムを承認した。

今後の株価見通し

好決算で、120億ドルの新たな自社株買いプログラム承認も買い材料となった。短期的に207.50ドルを目指す展開が見込まれる。

ヒルトン・ワールドワイド・ホールディングス(HLT)決算:1株利益は1.31ドルで市場予想を上回る

ヒルトン・ワールドワイド・ホールディングスは、2021年12月末現在、18ブランドにまたがる1,074,791室の客室を運営しており、中規模からラグジュアリーのホテル事業に取り組んでいる。

HamptonとHiltonが、2021年12月末時点でそれぞれ総客室数の28%、21%を占める2大ブランドである。ここ数年で開業した新しいブランドには、Home2、Curio、Canopy、Tru、Tempoがある。管理客室とフランチャイズ客室が、調整済みEBITDAの大部分を占めるが、収益は主に米州からのものである。

出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.    

第3四半期(7月―9月期)実績

★売上高・・・前年同期比35%増の23.68億ドル(市場予想は24.50億ドル)

★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・1.31ドル(市場予想は1.25ドル)

売上高が予想を下回ったが、調整済みEPSは上回った。販売可能客室1室あたりの売上高(RevPAR)は予想を下回った。35%増収、65%増益。続く第4四半期調整済みEPSガイダンスレンジは予想を上回った。通期ベースのガイダンスを公表しており、調整済みEPSは、ガイダンスレンジを引き上げ、予想を上回った。

今後の株価見通し

140ドル超えから、165ドルを目指す展開が見込まれる。