ドラッグストア大手のウエルシアホールディングス(HD)が7月5日発表した2023年2月期1Q(3〜5月)の連結決算は、純利益が19%増の63億2,100万円だった。1Qでは2年ぶりの増益となる。

出所:strainer

好調の要因とは?

国内の約2,500店舗のうち7割以上を占める調剤薬局併設店が好調で、既存店の調剤売上高は4.9〜9%増で推移。コロナ下では患者が診察を控える動きもあったが、復調しているようだ。調剤は利益率が高く、収益を底上げした。

売上高は8%増の2,677億円となり、前年同期(7%増)並みの成長率を維持した。営業利益は6%増の77億1,300万円だった。

今期から会計基準の一部変更があり単純比較できないが、商品分野別の売上高は医薬品が7%増の525億円、調剤が10%増の538億円、食品が8%増の604億円となった。

前年同期は食料品や日用品を買い込む巣ごもり需要が旺盛だったため、2022年3〜5月は反動減で既存店客数が0.3〜0.7%減った。物販も5月は1.6%減と5ヶ月ぶりにマイナスに転じた。

海外を含む期末店舗数は37店舗増の2,505店舗だった。

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