ビザ(V)決算:一株利益は1.81ドルで市場予想を上回る
企業概要
ビザは、世界最大級の電子決済処理ネットワーク運営会社である。2021年度の(購入)決済取扱額は10兆ドルを上回り、世界200カ国を超える市場で160種類の通貨の取引を決済する。同社の決済システムは、毎秒65,000件を超える取引を処理することが可能である。
出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.
第1四半期(10月-12月期)実績
★純収入・・・前年同期比24%増の70.6億ドル(市場予想は68億ドル)
★1株当たり利益(調整後)・・・1.81ドル(市場予想は1.70ドル)
10-12月期決算(第1四半期)では、1株利益、営業収益とも予想を上回った。総支払額も2.97兆ドルと20%伸びた。
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今後の株価見通し
株価は以下の通りベアトレンド下にある。225ドル超えから投資タイミングを図ることになろう。
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KLA(KLAC)決算:一株利益は5.59ドルで市場予想を上回る
企業概要
KLAは、半導体産業のための歩留まり管理、プロセス監視診断、制御システムの設計および製造を手掛ける。システムは、半導体開発の様々な段階で製造プロセスを分析するために使用される。レーザースキャニング製品は、ウエハーの認定、プロセスモニタリング、および装置モニタリングに使用される。また、光学計測および電子ビーム計測のための検査ツールおよびシステムを提供する。
出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.
第2四半期(10月-12月期)実績
★売上高・・・前年同期比43%増の23.5億ドル(市場予想は23.3億ドル)
★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・5.59ドル(市場予想は5.45ドル)
第3四半期(1月-3月期)ガイダンス
★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・4.35-5.25ドル(市場予想は5.51ドル)
10-12月期決算(第2四半期)では、売上高、調整済みEPSともに予想を上回った。ただし、続く第3四半期調整済みEPSガイダンスレンジが弱かった。時間外で株価は下落。
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今後の株価見通し
ほぼ全ての産業でDX化が進む中、従前からみられたシリコンサイクル(半導体需給の波)とデジタル革命進展に伴う需要拡大(グレートサイクル)で、半導体、半導体製造装置株は、かつてない業績相場の様相を呈してきた。ただし、今年に入り、FRBの上げ対応モード入りをきっかけに、バリュエーション調整に入っている。今回の決算では、次の1-3月期の調整済みEPSガイダンスが弱かった。当面底値模索の動きとなろう。
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ロビンフッド・マーケッツ(HOOD)決算:一株損失は49セントで市場予想を上回る
企業概要
ロビンフッド・マーケッツは、最新の金融サービスプラットフォームを展開している。自社で設計した製品やサービスを、独自の技術で構築した単一のアプリベースのクラウドプラットフォームを通じて提供している。
この垂直統合型プラットフォームによって、暗号資産の取引、配当金の再投資、単元未満株式の売買、継続投資、IPOへのアクセスなど、新たな商品やサービスの提供が可能になった。顧客からのオプション、株式、暗号資産の売買注文がマーケットメーカーにより約定された際に収益を得ている。
出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.
第4四半期(10月-12月期)実績
★収入・・・前年同期比14.3%増の3.63億ドル(市場予想は3.71億ドル)
★1株当たり損益(一部項目を除く)・・・49セントの赤字(市場予想は45セントの赤字)
10-12月期の収入は予想を下回り、調整済みEPSの赤字幅も予想以上に悪化した。更に、月間アクティブユーザー(MAU)が、前四半期比8.5%減の1730万人と、市場予想(1990万人)を大幅に下回るとともに、前四半期比でマイナスとなった。
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ラム・リサーチ(LRCX)決算:一株利益は7.45ドル+75セントで市場予想を下回る
企業概要
ラム・リサーチは、半導体製造装置メーカーである。3D NANDフラッシュ・ストレージや高精度DRAMなど最先端をゆくロジック/ファンドリーなどのチップメーカーにとって重要な工程であるエッチング(化学腐食)、デポジション(薄膜の堆積)、クリーン(ウエハー洗浄)分野に注力している。
主力製品であるKiyo(エッチング)、Vector(プラズマ化学的気相成長成膜)、およびSabre(電解めっき成膜)などをすべての主要地域で販売している。サムスン電子や台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング・カンパニー(TSMC)を主要顧客に持つ。
出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.
第2四半期(10月-12月期)実績
★売上高・・・前年同期比22%増の42.3億ドル(市場予想は44.1億ドル)
★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・8.53ドル(市場予想は8.49ドル)
第3四半期(1-3月期)ガイダンス
★売上高・・・39.5-45.5億ドル(市場予想は45.1億ドル)
★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・7.45ドル±75セント(市場予想は8.72ドル)
10-12月期決算(第2四半期)では、売上高は予想を下回ったものの、1株利益は予想を上回った。第3四半期のガイダンスも公表しており、1株利益、売上高とも予想を下回った。時間外で株価は下落。
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今後の株価見通し
次の四半期のガイダンスが弱かった。当面底値模索の動きが予想される。540ドルレベルに支持線がある。
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ザイリンクス(XLNX)決算:一株利益は1.29ドルで市場予想を上回る
企業概要
ザイリンクスは、1984年に設立され、FPGA(Field Programmable Gate Array)で最大級の市場シェアを有する。同社のチップは、通信、データ処理、産業、家電、自動車市場のさまざまなデバイスの性能に重要な役割を果たす。
同社は、チップの設計および販売を手掛けるが、製造は、台湾マニュファクチャリング・セミコンダクター・カンパニー(TSMC)など社外のファウンドリー(半導体受託生産会社)に委託している
出所:銘柄スカウター米国株、Morningstar, Inc.
第3四半期(10月-12月期)実績
★売上高・・・前年同期比26%増の10.1億ドル(市場予想は9.49億ドル)
★1株当たり利益(一部項目を除く)・・・1.29ドル(市場予想は1.02ドル)
決算総括
10-12月期(第3四半期)売上高、調整済みEPSはともに予想を上回った。決算結果を受け、引け後の時間外取引で株価は小幅高。
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今後の株価見通し
同社株は現在、以下のチャートの通り、ベアトレンド下にある。185ドル超えから投資タイミングを図ることになろう。
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