2021年5~10月期決算を発表。売上高は前年比5.8%増の59.5億円

Hameeが13日、2021年5~10月期決算を発表。売上高は前年比5.8%増の59.5億円、営業利益は14.3%増の11.3億円と好調で、翌14日には株価が20%上昇した。

iPhone用ケースでは新端末発売に合わせた新商品投入や在庫管理の最適化などを積み重ね、商戦期の収穫を最大化。自らの経験を外部に展開したEC支援サービスも着実に利用を伸ばす。

出所:Strainer

コマース事業に加えプラットフォーム事業も好調。2022年4月期通期予想は売上高140億円

スマホ用ケースなどモバイルアクセサリー販売を展開するコマース事業が主力。自社ネットショップ運営の経験を生かしたEC事業者向けバックオフィスサービスやコンサルティングを提供するプラットフォーム事業にも注力する。

スマホケース「iFace」は認知度・リピート率とも高い。新型iPhoneの発売に合わせ、トレンドを踏まえた商品開発や、端末と同時発売する新商品数の最大化などが奏功。新たなキャリア販路拡大も貢献し、コマース事業は10.5%の増収だった。

EC支援サービス「ネクストエンジン」の契約は5093社に伸び、ARPUは0.7%増の35,141円と微増。コンサルティングも大口からの売り上げが伸び、プラットフォーム事業は20%超の増収増益を果たした。

2022年4月期通期予想は売上高140億円(前期比13.2%増)、営業利益22.5億円(3.2%増)。コマース事業では国内外の販売拡大を見込む上、コスメ分野に投資中。EC事業者向け事業では契約社数5,500社超が目標。将来を見据えたクラウド化への投資を強化する。