【米国株式市場】ニューヨーク市場

NYダウ: 34,496.06  ▼250.19 (10/11)
NASDAQ: 14,486.20  ▼93.34 (10/11)

1.概況

米国市場は原油など商品相場の上昇による企業業績の圧迫を懸念した売りに加えて、今週に決算発表を控える大手金融株に売りが出たことで続落となりました。22ドル安でスタートしたダウ平均はプラスに転じると昼前に205ドル高まで上昇しましたが、買いが続かず午後に入ってマイナスに転じると下げ幅を広げ250ドル安の34,496ドルと安値圏で取引を終えています。また、ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数も93ポイント安の14,486ポイントとなっています。

2.経済指標等

主要な経済指標の発表はありませんでした。

3.業種別動向

業種別S&P500株価指数は全11業種のうち不動産と素材を除く9業種が下げました。そのなかでもコミュニケーション・サービスと公益事業、金融が1%以上下落しています。

4.個別銘柄動向

ダウ平均構成銘柄は30銘柄中24銘柄が下げました。そのなかでもビザ(V)とJPモルガン・チェース(JPM)が2%を超える下落となったほか、ベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)とゴールドマン・サックス(GS)、ウォルト・ディズニー(DIS)も2%近く下げています。また、ナイキ(NKE)とキャタピラー(CAT)、ハネウェル・インターナショナル(HON)、アムジェン(AMGN)も1%以上下落しました。

ダウ平均構成銘柄以外では、格安航空会社(LCC)のサウスウエスト航空(LUV)が悪天候や人員不足などで前週末から11日にかけて約2,000便をキャンセルしたことで4%余り下げています。一方で暗号資産のビットコインが5カ月ぶりの高値を付けたことを受けて暗号資産交換業者のコインベース・グローバル(COIN)が3%以上上げています。鉱山のフリーポート・マクモラン(FCX)も銅価格の上昇を受けて3%を超える上昇となっています。 

5.為替・金利等

債券市場はコロンバス・デーの祝日で休場でした。ドル円ではさらに円安が進み113円台前半で推移しています。

VIEW POINT: 今日の視点

米国市場が下落となる一方でドル円が円安に振れるなど強弱材料が入り混じる格好となっていることから本日の日本市場は小動きでのスタートが予想されます。こうしたなかで日経平均はドル円の動向をにらみながらの展開となりそうです。

(マネックス証券 シニア・マーケット・アナリスト 金山 敏之)