広木 隆への質問は毎週月曜夜21時から行っている「広木隆のMonday Night Live」でいただいたご質問の内、セミナー内で回答しきれなかったものを取り上げさせていただきます。 回答対象とするご質問は、サイトへの掲載を考慮して選択採用とさせていただきます点についてご了承くださいますようお願いいたします。
Q.中国不動産の大手企業が経営破綻して株価が暴落する確率は?
中国不動産の大手企業が経営破綻して株価が暴落する確率はどのくらいでしょうか? 何年か前から言われてきてはいたと思いますが、最近現実的な話が聞かれます。
暴落しても1年ぐらいで戻ってくれれば良いですが、何年も長引いたり株価が戻らないなど、広木先生はどの様に推測していますか?
回答
中国の恒大集団の破綻懸念が株式相場を揺さぶっています。
目先のデフォルトは回避されましたが、危機的状況は変わっていません。一部では「第二のリーマンショックとなるのでは」と危惧する声も聞かれますが、そうはならないでしょう。
理由はリスクが見えていることです。リーマンショックはサブプライム・ローンを複雑な仕組みで証券化したCDOというデリバティブが世界中にばらまかれ、どこにどれだけのリスクがあるか誰も把握できませんでした。そのためにカウンターパーティー・リスクが過剰に意識され金融市場の流動性が一気に枯渇してしまったのです。
それに対して今回は問題の所在が明らかで、影響は中国の不動産セクターに限られます。リーマンショックのような極度の信用収縮は起こらないと思われます。
来年の共産党大会で終身国家主席となることを狙う習近平氏は経済的、社会的混乱はなにより避けたいはずです。ここで恒大を突き放して破綻させては、混乱は必至。そうならないように政府が介入し、ソフトランディングを図ると思われます。
今後、恒大集団の利払いや社債償還の期日が迫るたびに市場では緊張が高まるでしょう。当局主導による債務再編をメインシナリオとするなら、相場の押し目は絶好の押し目買いの機会と考えます。
Q.日本ペイントの上昇は見込めないでしょうか?
■日本ペイントはこれから上昇しますか?トップ2名体制でうまくいくとは思わないのですが。(りり様)
■去年の広木さんの推奨銘柄、日本ペイントHDの株価はなぜずっと低迷しているのでしょうか?今更損切りしたくないですが、もうこの会社には期待しない方いいのか、ご回答宜しくお願い致します。(ゴン様)
回答
確かに以前は推奨銘柄にあげていましたが、7月1日のマーケットの羅針盤「Q.日本ペイントの今後の見通しは?」で「失望した」と述べて方針を変更しています。田中正明氏のCEO退任で、同社に対する見方を変えたからです。
相場はこれから上昇基調に入りますから、日本ペイントHD(4612)の株価も上がると思いますが、買うべき理由がなくなってしまった以上、保有するべきではないというのが僕の考えです。
Q.コムチュアの見通しについて
コムチュアを今から買っても大丈夫でしょうか?
回答
クラウドを中心とした、企業向けシステムのコンサルティングを手掛けるコムチュア(3844)はDX時代の有望企業として注目、推奨してきました。
日本企業はまだまだDX化が遅れており、この分野の需要は将来的に豊富です。株価は年初から7ヶ月も調整してきましたが、8月から一気に復活しました。
まだ上値はあるでしょう。
Q.信用倍率が低い場合に注意するべきことは?
メイテック(9744)の信用倍率は0.04ときわめて低い値です。
極端に低い信用倍率から注意するべきリスクを教えてください。
回答
一般論では信用倍率が低い銘柄は潜在的に買い戻しの需要があるため上がりやすいですが、ケースバイケースです。
その延長できわめて低い信用倍率も、よほどの悪材料があって売り残が膨らんだ結果なのか否かによります。
その場合、そもそもの悪材料が解消されるか否かで株価の反応は異なります。これも「方程式」のようなものはないので、個々に対応するしかないと思います。
Q.DeNAの今後の見通しを教えてください
約5年前に日本の女性経営者の先駆けとして南場さんへの期待も込めて、DeNA の株を買いましたが、結果的に高値で買ったことに…。
広木さんの、DeNA に対するご意見、株価の見通し等をお聞かせ下さい。よろしくお願いします。
回答
南場さんは素晴らしい方だと思います。ただ、それと企業経営の巧拙はちょっと違うところがあって…。
ただ、人間的に素晴らしい人が、企業の経営をうまくできるとは限らないでしょう。逆に、人格的に偏りがあるような人でもうまく経営し成長させ発展させている企業も見られます。どことは言いませんが、なないろさんも思い当たりませんか?
DeNA(2432)ですが、なんの会社か、よくわからなくなっている。こういう会社の魅力は、ベンチャースピリットだと思うけど、それがなかなか発揮できていないのでは?
それなら他にいい企業がいっぱいあるではないですか、というのが僕の答えです。
Q.ビットコインのオプション取引市場はありますか?
ビットコインのオプション取引市場はありますか?立ち上げに至る具合的な動きはありますか?
現状につき、お話をお願いします。
回答
すでにシカゴCMEや海外の暗号資産取引所ではビットコインの先
現状、
Q.ビットコインに対して肯定的になった理由は?
以前ビットコインについて懐疑的な事を仰ってたと存じますが最近はビットコインに対し肯定的なお考えになられたかと存じます。
その理由はいくつかあるかとは思いますがご教示いただけますと幸いです。
回答
機関投資家の積極的関与が増加したこと、デリバティブ市場ができたこと、この2点です。
このコーナーでは、お客様からいただいた質問にチーフ・ストラテジストの広木隆が回答します。
今回は2021年9月15日から9月19日に寄せられた質問から抜粋して回答しております。
広木 隆への質問は毎週月曜夜21時から行っている「広木隆のMonday Night Live」でいただいたご質問の内、セミナー内で回答しきれなかったものを取り上げさせていただきます。
回答対象とするご質問は、サイトへの掲載を考慮して選択採用とさせていただきます点についてご了承くださいますようお願いいたします。
【広木隆のMonday Night Liveについて】
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