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Q.化学メーカーの株価見通しは?

窒化ガリウム様、リッケンバッカー様からのご質問

■三井化学、三菱ケミカル、東レが強い値動きをしていますが、この先の展望はどのようにお考えでしょうか。個別材料はいくつか出ていますが、既に適正水準に達している、または超過しているのではないかと感じます。(窒化ガリウム様)

■三菱ケミカルHDの新しい社長に海外の化学メーカーで選択と集中で実績のあるギルソン氏が就任しましたが、中長期的に信越化学の時価総額に追い付き又は、追い越す可能性はどの程度あると思われますか。(リッケンバッカー様)

回答

窒化ガリウム様がご指摘の通り、三菱ケミカル(4188)と東レ(3402)は適正水準の株価だと思います(三井化学(4183)は若干割安か)。22/3月期の業績を織り込んで適正ということは、その先の業績拡大にしたがって株価が上昇するということです。

化学のような景気敏感株にとって、近づきつつあるグローバル景気のピークアウトは不安材料ですが、僕は日本の化学メーカーは長期的に買えるポイントがあると思います。それはカーボンニュートラルに商機があるからです。

リサイクル可能な素材、バイオ、人工光合成、温暖化ガスの資源活用など化学の力が活きる分野がたくさんあります。これからの化学メーカーはカーボンニュートラルに貢献できるような強みを持った事業ポートフォリオを構築できるかが勝負となりますが、三菱ケミカルや東レは有望だと思います。

Q.日本株の金利抵抗力は?

たいめい様からのご質問

PERについてですが、アメリカ市場に比べて日経平均は14倍程と、ここ元日本株市場が弱いにしても、アメリカとのPERで見た数字が弱すぎるように見えます。

アメリカの過去平均が20倍前後、日本市場が15倍前後と考えると、もし仮に今後の長期金利が上昇した場合、益利回りを考えた金利抵抗力は日本株に分があるのではないかと考えますが、いかがでしょうか?

もしくは、結局はアメリカ市場に引っ張られる構図が引き続き続くのでしょうか?お考えをご教授頂きたく思います。

回答

「アメリカの過去平均が20倍前後、日本市場が15倍前後と考えると、もし仮に今後の長期金利が上昇した場合、益利回りを考えた金利抵抗力は日本株に分があるのではないか」

アメリカの過去平均が20倍前後、日本市場が15倍前後と考えると、アメリカの益利回りは5%、長期金利は1.4%程度ですから、リスクプレミアムが3.6%。

日本の益利回りは6.7%、長期金利は0%ですから、リスクプレミアムがそっくり益利回り。つまり米国より3%も高いプレミアムを要求されているわけです。

これが固定化されているとすれば、金利上昇でも吸収する余地はないかもしれません。結局はアメリカ市場に引っ張られる構図が引き続き続く可能性のほうが高いです。

Q.マザーズの新興企業に対する投資について

ゴリラ様からのご質問

セルソース(4880)とオキサイド(6521)の含み損を抱えています。長期的にも買いだと思ってエントリーしたのですが広木さんはどのようにお考えでしょうか?

マザーズの新興企業に対する投資についてのお考えを聞きたいです。

回答

オキサイドはいい会社ですがバリュエーションが高すぎです。

セルソースは、典型的なバイオ銘柄と同じく、「宝くじ」的なコンセプトで保有してください。いつか吹いたらラッキー、それまでは「捨て金」だと思うことです。

Q.「今のNECはずばり買い」のその後は?

大川の隠居様からのご質問

広木さん 犬の散歩中も読書ということですが、浴室にも本棚があるのではー。本好きの広木さんに敬意を表します。

ところで、先日の本欄で「今のNECはずばり買い」とのコメントがありました。それからすぐ一割ほど上がりましたが、さらに上値が期待できるでしょうか。

回答

さすがに浴室に本棚はありません(笑)。湿気で本がダメになってしまうでしょう。

NEC(6701)はまだいけると思います。


このコーナーでは、お客様からいただいた質問にチーフ・ストラテジストの広木隆が回答します。

今回は2021年6月28日から7月4日に寄せられた質問から抜粋して回答しております。

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