金曜日、聖火ランナーをしました。当社の大きなオフィスのある八戸の公道で、聖火トーチを持って、200メートル走り、次のランナーに聖火を渡しました。オリンピックについての考え方は十人十色、百人百様で、当社のお客さまにも様々な考え方と感情があられると思います。私には私の考え方がありますが、同時に様々な考え方を尊重していますので、オリンピックの是非論については、ここで語っても同意・反対、共感・反感、全てあると思いますので、敢えて述べません。然しながら聖火ランナーをしたことは公の事実であり、そしてそれはそう多くあることではないので、隠すのも変ですし、記録としても、どのような気持ちの推移があったかについて、書き留めておきたいと思います。
最初に聖火ランナーに選んで頂いたのは、2019年の秋のことでした。もうその時は手放しで嬉しかったです。「夢が叶う」というまさにその感覚です。それがまさかのコロナ禍が始まり、オリンピック自体が2020年には催されないことになりました。元々聖火ランナーに選ばれた時に、それを公言していいものか良く分からず、基本的に黙っていたので、そのまま2020年中も、本件については静かにしていました。それが年末も差し迫った2020年12月の或る日、2021年に聖火リレーが同じ日程で行われる予定であるとの知らせが入ったのです。その時に書いて聖火リレーの公式事務局に提出した文章が以下です。
「一生に一度の思い出になると思っていた聖火リレーが延期となった。もうなくなるだろうと諦めていたところに、実施の知らせが来た。すると、延期となる前よりも、今の方が、聖火リレーに対する想いが強くなったことに気が付いた。苦しい一年を越えてきたからこそ、家族や友人に会いにくくなったからこそ、そういったみんなに対する感謝の気持ちと愛情の自覚が強くなった。その想いを胸に、大切に聖火リレーを走りたい。」
実際に走ってみて、やはり自然とこみ上げてくるのは、あらゆる人に対する感謝の気持ちでした。明るい顔で、ありがとう!と叫びながら走った200メートルは、一生の想い出です。オリンピックがあるとかないとかではなく、早く元の生活に戻って、大切な人、お世話になった人、友達に会えるようになるといいですね!ただそれだけです。それが私の聖火ランナーをして思ったことでした。今日は極めて私的なつぶやきで失礼しました!