ヒトには何故「白目」があるのか?云われてみると、犬にも白目はないし、チンパンジーですら白目はありません。白目があると何が違うのか?白目があると、どこを見てるのかが分かります。目で合図を送ることが出来る。向かい合って食べている時に、相手がこっちを見て話を聞いているのか、テーブルの上の食べ物を見ているのかも分かる。

そもそも向かい合って、かつ奪い合わないで食べ物を食べる動物はヒトぐらいだそうで、それはこの白目があるから可能なのだそうです。或いは向かい合って食べる必要があったので、白目が出来たとも考えられているようです。即ちヒトは二足歩行を始めた、すると赤ちゃんが未熟なまま生まれるようになった、そしてその赤ちゃんをメスは一所に残って育てなければならぬようになった、一方オスは狩りに出て食物をとってくる、その食物を取り囲んで皆で食べるようになる、その際に「目」がどこを見ているのか分からないと安心して食べられない、だから白目を白く進化させたと。なーるほど。

諸説あるようですが、この説は納得感があります。ZOOMで会議しても、そもそもカメラの位置によっては視線がずれているし、相手の真の反応が分かりにくいのは「白目が良く見えない」ことに理由があったのですね。やはり対面のミーティングの方が、本当の反応が分かります。ご飯は向かい合って、白目を見て、口元を見て、話し合いながら食べるのに限ります。そう考えるとこのコロナ禍なるものは、本当に罪ですね。ヒトのDNAを見ると、それはウイルスとの長い長い戦いの歴史だそうです。今回の新型コロナウイルスとの人類の戦いも、もう少しで終わりそうです。早く本来のヒトの生活に戻りたいですね!