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今週(5月7日~5月13日)の相場動向

相場回顧 BTC:イーサリアムの上昇に支えられるも、イーロン・マスクの言動に相場は混乱

ビットコインは、米ヴァンエックがイーサリアムETFをSECに申請するなど、イーサリアムへの注目が高まるなかBTC=643万円(59,000ドル)付近まで上昇した。ドージコインがイーロン・マスク氏のメディア出演とともに急落したことで売りが強まったが、イーサリアムがETH=44万円(4,000ドル)を突破するなか、再び買いが強まった。しかし、スイスの大手金融機関UBSの参入検討も報じられたが、BTC=654万円(60,000ドル)に向けては上値が重く、次第に売りが強まった。米SECによるビットコイン投資に関する注意喚起もあり、BTC=600万円(55,000ドル)付近まで価格を下げた。その後、イーサリアムがETH=47万円(4,300ドル)まで上昇するなか、一時は買い戻しが強まった。しかし、12日に発表された4月の米消費者物価指数が大幅改善したことを受けて、インフレ懸念から米国株が大幅下落し、さらにテスラ【TSLA】がビットコイン決済の停止を発表すると、一時BTC=512万円(47,000ドル)付近まで暴落した。

 

来週(5月14日~5月20日)の相場予想

アルトシーズンはいつまで続くのか、BTCは短期的な売りに警戒

アルトコイン物色が継続するなか、イーサリアムの強い値動きに支えられてビットコインも高値を維持してきたが、ドージコイン周りの相場の崩れと、テスラ【TSLA】のビットコイン決済の停止によって再び大きく下落し、イーロン・マスクの言動によって相場は振り回されている。

このようななか暗号資産市場ではドミナンスがどこまで低下するかに注目である。現在は低下基調のまま40%に迫ろうとしており、下値として2018年バブル期の35%付近が意識される。過去と同様、アルトシーズンの終わりとともに売りが強まることは考えられ、短期的な売りには警戒したい。しかし、今回は企業や機関投資家の参入によって相応に底堅さを示すだろう。

また、さらに相場が崩れる懸念として、金融市場におけるインフレ懸念の高まりが挙げられる。米国では経済指標の改善やワクチン普及によって経済活動の再開が大きく期待されている。エコノミストによる経済予測が難しい状況では、政府による経済見通しも大きくブレることが予想され、緩和政策の方針転換がいつ起こるのかについても先行き不透明である。こうした不透明感から株式市場の下落が続いた場合には、暗号資産市場も同様に売りが強まるだろう。

想像したくはないが、アルトシーズンの崩壊と金融市場の崩壊が同時に起こることも可能性として考えられる。直近上値としてBTC=600万円(55,000ドル)、下値としてBTC=490万円(45,000ドル)を意識する。