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今週(4月30日~5月6日)の相場動向

相場回顧 BTC:イーサリアムの史上最高値更新とともに堅調に推移

ビットコインは、イーサリアムの強い値動きに連れ高し、堅調に推移した。CMEによる個人投資家向けビットコイン先物取引の提供開始や、ナスダック上場企業であるモゴ【MOGO】によるイーサリアム購入、グレースケール親会社によるGBTC追加購入計画などが報じられるなか、一時BTC=643万円(59,000ドル)付近まで価格を伸ばした。その後、米イエレン財務長官による利上げへの言及を巡り、株式市場とともに売りが強まったが、BTC=578万円(53,000ドル)付近では底堅く推移した。イエレン氏の発言修正を受けて買い戻しが強まると、ナスダック上場会社であるメルカドリブレ【MELI】によるビットコイン購入や、ドージコインの強い値動きもあり、再びBTC=621万円(57,000ドル)付近まで上昇した。

 

来週(5月7日~5月13日)の相場予想

アルトコイン物色の流れで2018年との違いを示すことができるか

イーサリアムやドージコインをはじめとするアルトコインへの資金流入が続くなか、ビットコインは高値圏でのもみ合いとなっている。価格は停滞しながら、ドミナンスは2018年来の水準まで低下しており、この流れのなか2018年と同様に売りが強まることは考えられるだろう。

一方で、米国では企業によるビットコイン購入の動きが続き、次はその関心がイーサリアムに移りつつある。分散型金融(DeFi)市場も活況となるなか、イーサリアムのプレゼンス向上とともに再び騰勢を強めることも考えられるだろう。同じアルトコイン物色の流れで2018年との違いを示すことができるか。

また、イエレン氏の発言によって、金融市場における政策転換への懸念の大きさが示された。企業決算や経済指標の改善等を受けた各国政府の動向には引き続き注視したい。直近上値としてBTC=654万円(60,000ドル)、下値としてBTC=578万円(53,000ドル)を意識する。