私は最近、ほんのちょこっとだけジョギングするのですが、家から出て家に帰る或るルート、右回りか左回りかで体感する負荷が全く違うのです。案外デコボコとアップアンドダウンのある地域の道なのですが、そのキツさ感が、或る程度違うのではなく、まるで手品のように、本当に全く違うのです。これはジョギングしてのキツさ感だけではなくて、そもそもの標高感覚にも錯覚が起きます。

即ち、左回りで走ると、最初にちょっと上がって、あとはかなり長い距離それなりの勾配で下がるのですが、そのあとほぼ平地で元に戻って来てしまい、ラクだし、頭の中で標高のレベル感も合わないのです。どういうことだろう?空間のねじれか?そんな筈がありません。恐らく、頭の中で標高差に錯覚が起きていて、それが走った時のカラダの疲労感にまで影響を与えているのでしょう。不思議だなー、人間は。

ま、逆に云うと、人の感覚、恐らく感情も、それくらいテキトーなものなのでしょう。あまり感覚に左右されてはいけませんという、自分自身に対する警告として覚えておきたいと思います。