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今週(2月12日~2月18日)の相場動向

相場回顧 BTC:大企業参入の勢いは止まらず、50,000ドルを突破

BTCは、米大手銀行BNYメロンの暗号資産カストディ参入報道などを受けて価格が高騰してからは、再びアルトコインを物色する動きもあり、もみ合いとなった。短期売りによって価格を下げる場面は見られたが、ドイツ銀行による暗号資産カストディ参入計画や、米大手金融モルガン・スタンレー【MS】子会社によるビットコイン投資の検討など好材料が相次ぐなかで押し目買いは強かった。16日には、米マイクロストラテジー【MSTR】が昨年12月に続いてビットコイン購入を目的とした資金調達計画を発表したことを受け、一時BTC=527万円(50,000ドル)付近まで上昇し、直後にBTC=506万円(48,000ドル)付近まで急落する激しい値動きとなった。しかし、カナダや米国でビットコインETFの動きが活発化し、ドイツの上場薬品会社がビットコイン購入を発表するなど欧州での企業購入の動きも広がるなか、買いの勢いは衰えず、3度目のトライでBTC=527万円(50,000ドル)を上抜けた。その後も先月に特定ファンドでのビットコイン運用を許可した米大手資産運用ブラックロック【BLK】がいよいよビットコインへの投資を検討しているとの報道などから上値追いの展開となり、BTC=549万円(52,000ドル)まで上昇した。

 

来週(2月19日~2月25日)の相場予想

米国の暗号資産トレンドが欧州に波及、BTCは買い継続を予想

米国を中心に大企業参入の動きが次々と出てきている。カナダでは既に2つのビットコインETFが認可され、米国においても認可の期待が高まっている。さらにこれら米国のトレンドが欧州にも波及しつつあり、金融機関によるカストディ参入計画や上場会社によるビットコイン購入事例などが新しく報道されている。

このようななか一部投資家による短期売りによって2000ドル幅程度の急落はたびたび起きているが、下落時には強く買い戻される傾向があり、金融市場の変化もしくは何か悪材料が起きなければ来週もその傾向は続くだろう。米長期金利の上昇が懸念されており、それにより株式市場が大きく下げることがあれば同様に売りが強まることも考えられる。

直近上値としてはBTC=580万円(55,000ドル)、下値としてはBTC=506万円(48,000ドル)を意識する。