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今週(1月15日~1月21日)の相場動向
相場回顧 BTC:価格停滞のなかアルトコイン物色が進み、軟調な展開
BTCは先週の暴落後に急反発していたがBTC=414万円(40,000ドル)付近で上値を抑えられると、その後はアルトコインの物色が進み、売り優勢の展開となった。新規顧客募集を再開したGrayscaleファンドへの24時間資金流入額が今年最高を記録するなど相場を支える材料はみられたが、買いの勢いは戻らず、売りが続いた。BTC価格が停滞するなか主要アルトコインが強い値動きとなり、次世代チェーンへの期待も高まるイーサリアムが史上最高値を更新した場面では連れ高して買いが強まったが、達成感からイーサリアムが下落すると同様にBTC=352万円(34,000ドル)付近まで価格を下げた。注目されたバイデン氏の米国大統領就任式を受けて株式市場はポジティブに反応したが、暗号資産市場の反応は限定的で、週末にかけてもビットコインは売り優勢となり、BTC=321万円(31,000ドル)付近まで下落した。
来週(1月22日~1月28日)の相場予想
頭打ち感からさらなる下落への懸念が高まるも、押し目買いは強いか
米国大統領就任式を終え、これからバイデン新政権による様々な政策が本格化していく。目先では1兆9000億ドル規模の追加経済対策案に期待が集まっており、その期待もあって株式市場は強さを維持している。一方、暗号資産市場はビットコインとイーサリアムがともにATHを達成したことで、頭打ち感から次第に売りが強まっている。
来週は株式市場へと関心が移り、ここからさらに下落する可能性が考えられる。しかし、大手資産運用会社ブラックロックがファンドを通じたビットコイン先物の運用を許可するなど一部好材料も見られることから押し目買いは強いだろう。また、今年最初の米FOMCにおいて緩和的なトーンが強調されれば相場がポジティブに反応することは考えられる。
直近上値としてBTC=393万円(38,000ドル)、下値としてBTC=290万円(28,000ドル)を意識する。