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今週(1月8日~1月14日)の相場動向

相場回顧 BTC:一時は10,000ドル幅で暴落するも、急反発

BTCは先週より強い買いが継続するなか一時BTC=437万円(42,000ドル)まで上昇したが、達成感から利益確定売りも入り、高値圏でのもみ合いとなった。そのなか、米バイデン次期大統領のトリプルブルーの達成を受けて金利上昇、ドル高が進行すると、次第に売りが強まり、10日から11日にかけては売りが売りを呼ぶ展開となり、BTC=426万円(41,000ドル)付近からBTC=322万円(31,000ドル)付近まで10,000ドル幅で暴落した。しかし、Grayscaleが新規顧客の募集を再開するなど好材料もみられるなか押し目買いは強く、半値戻しとなるBTC=374万円(36,000ドル)付近まで急反発した。その後、再び軟調な推移となったが、13日にコインチェックのCM放映開始が発表されると買いが強まり、バイデン次期大統領による追加経済対策への期待やFRBブレイナード理事のハト派的発言もあって、14日にはBTC=416万円(40,000ドル)付近まで急上昇した。

 

来週(1月15日~1月21日)の相場予想

さらなる高値更新が期待されるなか、BTCは上値の重い展開を予想

ビットコインはこれまで急ピッチで一直線に上昇してきたが、今週に久々に日足で陰線を大きく形成した。一時は調整局面入りに思われたが、押し目買いは強く、10,000ドル幅の暴落から全値を戻そうとしている。Grayscaleの新規顧客募集再開などから米国における機関投資家参入への期待は継続し、国内においてもコインチェックのCM放映開始などから個人投資家参入への期待が高まっている。

このようななか、さらなる高値更新を期待する声も多くなっているが、BTC=416万円(40,000ドル)を超えた水準では売りも強まることが予想される。また、来週は米国大統領就任式を控えるが、トランプ氏の弾劾を巡る政権移行の遅れや、トランプ氏支持者によるデモなどが警戒されており、これらの不透明感から上値が抑えられる面もあるだろう。国内では日銀金融政策決定会合も予定されており、これらからイベント通過後に買いが強まることは考えられる。

その他、15日にニューヨーク司法当局への財務提出期限を迎えるTetherの続報にも注目である。直近上値としてBTC=437万円(42,000ドル)、下値としてBTC=312万円(30,000ドル)を意識する。