ワシントンD.C.での暴動。誰よりもアメリカ国民が一番ショックを受けていることでしょう。アメリカは国民の間に深い分断を造ってしまったようですね。

私にとって興味深かったのはマーケットの動きです。アメリカ10年国債は10ベーシスポイント(金利幅で0.1%)も売られて、コロナショックの3月以来初めて、1%の大台に乗りました。一方ダウ平均は437ドル(1.44%)も買われ、仮想通貨マーケットは全面高となりました。時価総額の大きいビットコインとイーサリウムで、4~8%の急上昇となりました。

要は、マーケットの参加者は、国のガバナンスよりも、企業やビットコインなどのガバナンスの方が信頼出来ると考えて、資金を移したのでしょうか。少なくともそのような連想が働いた可能性が十分にあります。ま、しかし、あんな暴動を起こして安全弁を機能させてゆらゆらと動きながら、前進していくのもアメリカなのだと思います。そう思いたいです。

これからもマーケットを通して観察していきたいと思います。