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今週(10月23日~10月29日)の相場動向

相場回顧 BTC:大手金融機関の動き、新型コロナ再拡大の影響を受けて上に行ってこいの展開

BTCは週初、米追加経済対策協議の動向を巡り株式市場が方向感に乏しい値動きとなるなか、米金融大手JPモルガンがビットコインに関する前向きな報告書を発表したことも影響してか、堅調に推移した。上昇後には短期的な利益確定売りによって急落する場面もみられたが、BTC=136万円(13,000ドル)付近では押し目買いが強く、底堅く推移した。そのなか、シンガポールのDBS銀行によるデジタル資産取引所の開設や、先述したJPモルガンによる独自通貨の運用開始など、大手金融機関による暗号資産関連の取組みが報じられると、買いの勢いが強まり、2019年6月末以来の水準となるBTC=144万円(13,800ドル)付近まで急上昇した。その後、達成感から次第に売りが強まるなか、欧米における新型コロナ再拡大が改めて意識されると、米国株とともに売りが売りを呼び大きく下落した。しかし、BTC=136万円(13,000ドル)付近で下げ止まり、週末にかけては買い戻し優勢となった。

 

来週(10月30日~11月5日)の相場予想

いよいよ米大統領選、新型コロナ再拡大も懸念されるなかBTCはもみ合いを予想

今週は新型コロナ再拡大にともなう米国株の大幅下落によってビットコイン価格は押し下げられ、改めて米国株下落の影響が意識づけられた。企業によるBTC購入や、金融機関による暗号資産関連の取組みを受けて先週から急ピッチで上昇してきたが、ハイテク株のバブル崩壊を警戒する見方もあり、買いの勢いは一服すると思われる。

また、来週はいよいよ米大統領選挙を11月3日(火)に控え、市場では様子見ムードが広がるだろう。バイデン氏勝利が優勢で、相場への影響は限定的との声も多いが、トランプ氏が2016年のように逆転勝利する可能性も残されており、先行き不透明な状況が続いている。バイデン氏勝利で無風、トランプ氏逆転勝利でサプライズ高を予想するが、郵便投票により集計が長期化する見込みで、不確実性の高まりによって売りが強まることも考えられる。

直近上値としてBTC=146万円(14,000ドル)、下値としてBTC=134万円(12,800ドル)を意識する。

 

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