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今週(10月9日~10月15日)の相場動向

相場回顧 BTC:企業によるBTC購入期待が高まり、一時BTC=123万円(11,700ドル)まで高騰

BTCは、米SquareによるBTC購入を受けて買いが強まると、これまで上値として意識されてきたBTC=116万円(11,000ドル)を上抜け、10日にはBTC=121万円(11,500ドル)まで急騰した。週明けに発生したCME窓埋めも意識されてか一時BTC=117万円(11,100ドル)付近まで急落する場面はみられたが、Grayscaleのイーサリアム投資信託が米SEC報告会社の登録を完了したと伝わるとETHが急騰、米国株も上昇するなかBTC=123万円(11,700ドル)まで上昇した。その後は過熱感から急落し、G7による中銀デジタル通貨(CBDC)への言及などもみられたが、米追加経済対策への失望から米国株も価格を下げるなか軟調な推移となった。

XRPは、Ripple主催のイベント「SWELL」に注目が集まったが相場を押し上げることはなく、軟調な推移が続いた。

BCHは、11月のハードフォークで再び分裂する可能性が懸念され軟調な推移が続いていたが、14日に急反発し、BTC建てで上昇した。

 

来週(10月16日~10月22日)の相場予想

企業によるBTC購入の動きは続くか、米国企業決算にも注目

米SquareがBTCを購入し、同社と米Twitter社のCEOでもあるJack Dorsey氏がその意図を述べてから、13日には米資産運用会社Stone Ridgeも同様の発表を行い、企業によるBTC購入への期待感が高まっている。価格もBTC=116万円(11,000ドル)を上抜け、再びBTC=127万円(12,000ドル)が意識されている。

このような動きが米国で続き、買いが継続することは考えられる。また、今週より本格化した米国企業決算発表の内容次第で米国株が強い値動きとなれば、暗号資産市場も堅調な推移となるだろう。しかしながら、米大統領選挙に関して候補者に依らず金融市場に対する楽観的な見方が広がっていることにはやや注意が必要であり、BTC=127万円(12,000ドル)を前にトランプリスクなどで急落するようなことがあれば、再び目線が下向く可能性はある。

直近上値としてBTC=127万円(12,000ドル)、下値としてBTC=116万円(11,000ドル)を意識する。

 

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