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今週(10月2日~10月8日)の相場動向

相場回顧 BTC:米トランプ大統領の一挙手一投足に相場は反応、米SquareによるBTC購入が相場を支える

BTCは米トランプ大統領の新型コロナ感染を受けて株式市場とともに急落したが、早々に退院したことで政治リスクが和らぎ、その後は米追加経済対策への期待もあって買い戻し優勢の展開となった。しかし、米トランプ大統領が経済対策を巡る民主党との協議を停止すると発表すると、再び株式市場とともに急落した。週末にかけては、米トランプ大統領が一転して航空業界や中小企業などへの一部支援策について言及したことで米国株が大幅反発したが、DeFiの盛り上がりとともに価格を伸ばしてきたETHが下落するなか、BTC買いは限定的となった。しかし、MicroStrategyに続いてSquareがBTCを購入したと発表すると急騰し、週足では横ばいとなった。

 

来週(10月9日~10月15日)の相場予想

BTC=11,000ドルの壁を超えられるか、先行き不透明な状況は継続

今週は米トランプ大統領に振り回されることとなったが、来月の大統領選の結果が見えるまではそのリスクは継続するだろう。そのなかでビットコインは底堅く推移しているが、KuCoinハッキングやBitMEX騒動といった悪材料も相次ぎ、これまでBTC=117万円(11,000ドル)の回復を前に何度も急落を繰り返している。

買い材料に乏しいなか、MicroStrategyに続いてSquareがBTC購入を発表したが、このような企業の内部留保を一部BTCに置き換える動きが米国で増えてくれば、相場が好転することは考えられる。米国株の上昇も合わさってBTC=117万円(11,000ドル)の壁を越えることができれば、再び上値をうかがう展開も期待できるだろう。

一方で、これまで相場を押し上げてきたDeFi関連銘柄は勢いを失いつつあり、英国では個人向け暗号資産デリバティブの提供が禁止されるなど、やや向かい風ムードも漂っていることから、先行き不透明な状況は継続している。

直近上値としてBTC=117万円(11,000ドル)、下値としてBTC=106万円(10,000ドル)を意識する。

 

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