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今週(9月25日~10月1日)の相場動向

相場回顧 BTC:KuCoinハッキング事件などに一喜一憂するも、もみ合いの展開

BTCは週初、暗号資産取引所KuCoinにおけるハッキング事件を受けて価格を下げる場面は見られたが、BTC=112万円(10,600ドル)付近では底堅く推移し、米追加経済対策への期待などから株式市場が買いスタートとなると、金相場の上昇もあり、同様に買いが強まった。一時BTC=116万円(11,000ドル)付近まで上昇したが、盗難資産の売りを警戒する動きもあって上値は重く、たちまち急落した。その後、DeFi関連プロジェクトeminence.financeにおいても資産流出が発生したことでさらなる売りが警戒されたが、米大統領候補討論会を前に様子見ムードが広がり、もみ合いとなった。週末にかけては米追加経済対策交渉への期待が再燃したことで株式市場とともに買い優勢となり、再びBTC=116万円(11,000ドル)に迫った。

なお、1日には東証がシステムトラブルにより取引を終日停止する異例事態となったが、暗号資産市場への影響は限定的となった。

※現在はETHの急落を受けてBTC=112万円(10,600ドル)付近まで下落している。

 

来週(10月2日~10月8日)の相場予想

米大統領選を前に先行き不透明な状況が継続、BTCは上値の重い展開を予想

BTC=106万円(10,000ドル)を超えて取引される日数が過去最長を記録しているが、9月初めにDeFi関連銘柄および株式市場とともに大きく下落して以降は、先行き不透明な状況が続いている。このなか、今週は暗号資産取引所KuCoinやDeFi関連プロジェクトeminence.financeで資産流出が起きたが、大きく価格を崩すことなく推移した。

来週は上値の重い展開を予想する。DeFi関連の動きは今も活発ではあるものの、価格で見たときの盛り上がりは一服しており、業界内における材料は乏しい。主には米国株に左右される展開が続くと思われ、期待される追加経済対策の成立如何では再び買いが強まることもあるだろうが、米大統領選前の10月は相場が下がりやすいと警戒する見方もある。このような方向感が見えづらい状況では投資家は積極的な売買に動きづらく、経済指標やキートピックスに関する報道を都度確認した上で慎重な判断が求められる。

直近上値としてBTC=118万円(11,200ドル)、下値としてBTC=106万円(10,000ドル)を意識する。

 

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